エアコンの取り付け電気工事の仕事内容:中高年の転職や独立開業に

【エアコン取り付けの電気工事の作業内容】

私が経験したエアコンの取り付け工事の
仕事のことについて話します。

私は、ある大手の家電メーカーに勤務し
エアコン取り付け専門の仕事をしたことがあります。

そのある電気メーカーのエアコンだけを
取り付けていました。

ご存知たと思いますが
エアコンは室内機と室外機の2つが必要で
それを銅管でつないでいます。

冷却や加熱する為にガスが室外機に入っていて
スイッチを入れると
それに圧力をかけたりして
熱を吸収したり発したりするシステムです。

室内機を部屋の壁に取り付け
室外機を外に置き
配管を外の壁に取り付ける工事をします。

私はベテランの電気工事士の方と
2人で組んでエアコンの取り付け工事をしていました。

二人組でやる工事会社と、

一人で取り付け工事をする会社があるようです。

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・室内機の取り付けは難しい

室内機を部屋の壁に取り付けますが、

板の壁だったり、
取り付け用の何かが、
事前に取り付けられていればいいのですが
そういう部屋ばかりではありません。

壁は石膏ボードの部屋が多いので、

ボードにビスを取り付けても取り付けられません。

その為、
壁の中にある木の柱を探しあててビス止めします。

マンションなどは
エアコンの配管を外に通すための穴が開いているので、
そこに配管を通します。

エアコンの配管用の穴が開いていないところは
ドリルで穴をあけるのですが

これに大変気を使います。

建物に大きな穴をあけることになるので
間違えてはいけません。

壁の中には、木の柱があって、
開けようとした所に木の柱があると
穴をあけることができなくなってしまいます。

室内の作業は、
・室内機を取り付けることと、
・壁に配管用の穴をかけることに

気を使います。

室内機の取り付けは
ある程度経験しないとできないのではないかと思います。

初心者にはこんなことはやらせないと思います。

・室外機の設置。(初心者の仕事)

経験のある電気工事士が、
部屋で室内機を設置している時に

もう一人は 外で室外機の取り付けや
配管に保護テープを巻いたり、
配管用の化粧カバーを建物に取り付けます。
2階に室内機のエアコンを取り付けて、
1階の地面に室外機を置く場合もあります。

はしごを使って配管を止めていくことになるので
危険なこともあります。

高いところで 不安定なので作業は危険です。
一人でエアコンの取り付け作業をする場合には、
室内機の取り付けや
室外機の設置、配管を建物に取り付ける工事も

全部一人でやることになります。
ベテランになるとできるようになります。

エアコンの室外機

・未経験者の仕事の覚え方

助手は、エアコンを運んだり、
工具を用意したり片付けたりして
ベテランの電気工事士が求める工具や
材料をすぐに差し出すこともします。
入社したての頃は、召使のような気がしますが、
そうやってみんな仕事を覚えていくのです。

道具や材料の名前を覚え、
どういうところに使うものかを覚えていきます。

【 エアコン取り付け作業の感想 】

マンションのような所は簡単で
1時間位で工事完了ですが、

一軒家で2階にエアコンの室内機を置いて
室外機を地面に配置したり、
壁に取り付けたりすると
工事に時間がかかることもあります。

複雑なところに設置する時には
ベテランの経験豊かな電気工事士でないと

できないと思いました。

エアコン専用のコンセントがない場合や
室内機が取り付けられない壁もあり、
工事ができないこともありました。

エアコンの取り付け工事は、
普段は、一日2,3台位でした。
6月、7月は忙しく、冬も割と忙しかったようです。

ひまな月もありますが、一年中エアコンの仕事はありました。
エアコンを取り付けに、一日に2から4件の家庭に行きます。

色々外回りができて、
知らないところに行けるので面白かったです。

色々な家庭にお邪魔できます。

・電気の知識より建築の知識の方が必要な気がした

エアコンの取り付け工事の仕事は、
あまり電気の知識はいりません。

建物の知識の方が必要だと思いました。

・壁に穴をあけること、
・室内機を取り付ける壁のこと
・外のパイプを取り付けること

これは建物の構造と素材を知らないといけません。

私は 感が鈍いので、
建物にビスを打ったり、穴を開けたりする場合には、
ベテランの電気工事士の人にすべて聞いてやっていました。

その為、いつになっても仕事が覚えられずにいました。

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・電気工事士の仕事はお勧めします

ベテランの方と2人で仕事をする時は、
しっかりと休憩をしてくれます

疲れるので助かりました。

10時3時は休憩15分以上休憩タイムです。

またお昼休みも1時間はあって、
必ずバンの中や公園で昼寝タイムがあります。

これがとてもうれしかったのです。

販売員の仕事などをやった時には
休憩時間が全くないところが多かったのです。

工事系の仕事は昼寝タイムがないとやっていけません。

さらに精神的なストレスが
事務仕事に比べて少ない
ようです。

勤める電気工事会社によると思いますが、
エアコンの取り付け工事の仕事は、
給与はそんなによくありません。

【 エアコン取り付けで独立開業も 】

エアコン取り付けの電気工事で独立もできます。

独立してエアコンの取り付け業をしないか
と誘ってもらえました。

一緒に働いていた人は、一年もしないうちに、
独立してエアコン取り付け業を開業しました。

軽バンを買って
パイプを取り付ける工具や
はしごを買ったくらいで済みそうです。

独立資金はそれを買う為に掛ったお金位だと
独立した人が言っていました。
仕事は、勤めていた会社がくれます。

顔を広めれば家電量販店からも仕事がもらえるようでした。

手に職の仕事です。電気はなくなりません。
太陽光設備の設置や保全などの依頼もあるようです。

いい仕事だと思います。

技術が身に付けば、好きなように転職もでき
後輩を指導できるくらい経験を積めば
給与のいい電気工事会社にも転職できます。

【関連資格、中高年にお勧めの資格】

第二種電気工事士 消防設備士 ボイラー技士
第二種電気工事士の免許があり、電気工事の経験があると転職に有利です。
定年退職後もビル管理への再就職、転職にいいと思います。

中高年の転職にいい免許、仕事だと思います。お勧めできます。

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