年収が高い地方銀行員の入社や仕事内容と親戚・友人との関係について

【地方銀行に入って高給を取る友人の入社や入社時の仕事の様子】

・地方銀行に入社した友人 入社時は預金者集めをする

中学校からの友人の中には、東京の六大学を出て地元の地方銀行に入社した者がいます。
もう随分昔の話ですが、彼が大学4年の頃は入社試験や面接はかなり厳しく緊張していました。
長男であることもあって、実家に帰って地元の地方銀行に就職することにしていました。
銀行は、成績の他、本人の素行、家族の身元や身上調査もされます。面接も厳しいようでした。
その人はまじめで努力もするので、まあまあ希望する銀行に入社することができました。
自宅近くの支店に配属が決まり、しばらくその支店に勤務していました。

銀行に入社すると預金集めをさせられます。

新しい預金者を取ってくるように命令されます。
ボーナスシーズンになるとボーナス預金のノルマのようなものが課され必死で預金してくれる人を探していました。

その為、親戚が多いといいよう です。
その友人は公務員の一族ですから、たっぷりと預金してもらえます。
今までは、うっとうしがっていた親戚だったようですが、この時から親戚がありがたい ものになっていきました。
預金者も必要ですが、預金高も重要です。ボーナス時は公務員ならボーナスは破格で、使わずに貯蓄する人が多いのでたやすくノルマは達成できたようです。

その時に、中学の友人達の集まるところに来て預金を取っていました。

中学時代野球部でしたから団体競技なのでたくさんの同級生たちがいます。
さらにその友人達にも友人がいますから、そういう横のつながりによって多くの預金が集められたようでした。

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・銀行員の仕事内容

銀行の仕事には、両替、手形決済、証券、信託、保険も扱うところもありますが
主な銀行の仕事は、他の人からお金を預かり、違う人に貸して、利息を取って儲けています。
人から安い金利で借りて高い金利で貸して利益が上がる のです。

だから預金者にはできるだけ支払利息を少なくして、貸し付ける人にはできるだけ多く利息を取るようにしています。
しかし法律などで定めがあるので好き勝手に利率をあげられないし、社会的な責任も銀行にはありますから、おかしな行動は取れないようです。

それは銀行員自体にもいえるので、日頃きちんとした身なりや言動には気をつけ、信用の欠くことがないように、上役から厳しくチャックされる と聞きました。

銀行は大金を扱う仕事ですから、そうとうの知識も信用も必要です。

銀行系の会社は都市銀行、地方銀行、信用金庫、農協などがありますが、
それぞれ法律が制定されていて各法律に従い営業しなければなりません。

都市銀行になると全国、又は海外にも支店があるので転勤もあるようです。地方銀行は地域密着型ですが、都市銀行に比べ全国の支店はないものの近隣都道府県の支店に転勤があるようです。

信金、農協なら、営業エリアが市などで銀行より狭いので、あまり遠くに転勤がないのでかなり地元密着型の金融機関になり、親しみやすいのではないでしょうか。
給与は、都市銀行、地方銀行は大変高く、ガクッと下がって信用金庫、農協の順番のようです。

・入社、財務や法律的知識よりいい大学であること

地方銀行のようなすごい会社でも、入社時は資格や検定のような専門的な知識は必要でないようです。
その友人は簿記3級も持っていませんでした。英検何級かはあったようでしたがそれ以外の何かは別にないようで、大学で学んだ学識が大きく物をいうらしいです。
東京6大学卒と言うことはすごいことらしいです。

親戚に公務員が多いのが信用された のかもしれませんが、
融資に関しての簿記の知識も法律も登記の知識もありません。

これは私の推測ですが、偏差値の高い大学を卒業していると言うことが相当にすごいことで、入行の条件になるような気がしました。

また、銀行員は社会的なマナーは大変大切で、集金力、営業力、社内外での人事関係、人付き合いをよくやることが重要で、学閥のようなものも出世には関係する ようです。
上司がいい大学の出身者しかいませんから、上司と同じ大学を出ていることは必須らしいです。
またテレビドラマでやるような上司に対する配慮は銀行だけでなく、他の大企業も県庁などの公務員も大変重要ポイントになるようです。
上司、その奥さんに対する配慮は大変気を使うようです。

融資に関して 簿記の知識が必要なはずです。損益計算書、貸借対象表など返済能力をしっかり確認してどのくらい返せる会社かを確認し、担保に取れる資産はどんな物があるのか、
不動産の担保価値、登記内容も確認しなければいけません。
その他抵当権や競売、為替などたくさんの財務・金融・法律の専門的知識が必要なはずです。

銀行に入ってから覚えていくと思いますが、仕事をしても家に帰ったら勉強しなければならないと思います。
そうしないと仕事ができないことになります。
いつも出も外回りの集金業務しかできないことになってしまいます。
しかし最近は外回りの得意様回りの仕事は銀行はやらなくなりました。
新しい預金者をとることが難しくなってきたようです。

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・地方銀行員の給与は30歳ちょっとで1千万突破

30歳を超えた時には、年収は1,000万円を超えていたそうです。さすがに地方銀行は給与がいいです。
お金を扱う仕事は給与がいいです。
同じ金融の仕事でも、都市銀行はもっと給与が高くてすごいらしいです。
しかし転勤もあったり、仕事も大変そうです。逆に信用金庫になると地方に転勤はないようですが、給与はとても低くなってしまうらしいのです。

・入社当時よくしてくれた友人達によく思われなくなる。

彼は頭はいいし、子供の頃から勉強して頑張って努力して銀行に入ったのだから認めざるをえません。順調に出世して30歳で年収1000万円になっても当然かもしれません。
しかし、他の友人はそれを認めません。

時々、中学校の友人達の自宅に集まったり、野球の練習でみんなが会っていたようです。
そんな集まりの時に
「なんであいつが年収1,000万円なんだ。俺たちはそんなにもらえないよ」
「すげ~な」と
会うたびに「いいな~ 年収1000万円か、スゲーな」
「あいつは年収一千万円だってよ。俺たちのお金を利用して誰かに貸して高い利息取って」
「金貸しって、すげーな」
みんなが集まるところに行くと、そんなことばかり言われるようになってしまいました。

とくに、入社時代にその友人を応援してくれたHがしつこく言うのです。

銀行員の友人は、中学時代のみんなのところに来なくなってしまいました。

入社当時、銀行に入社して
新しい預金者を集めろ、ボーナスを取ってこい とノルマを課された時、
中学の友人達の集まるところに来るようになり、預金を取っていました。
その時、同級生のHが特に応援してくれ て、友人の多くに
「こいつに預けてやってくれ」、
「ボーナスはあいつに貯金しろよ!」と言ってくれていました。

それは私も、Hに言われたことがあるので知っています。

本人の努力もあって出世したと思いますが、同級生たちみんなのおかげもあるでしょう。

預金を預けても、全く見返りをしなかった為か あまりよく思われていないようなのです
友人が住宅ローンの相談に行っても、事業をしている友人が事業資金の相談に行っても、
あまり親切に対応してくれないことがあったらしいのです。
銀行の宴会で友人のお店を利用するとか、
自分の顧客を友人の客として紹介することも、全くしなかったようです。
単にみんなを利用しただけと思われたようです。

出世して給与や収入が上がると、今までと違って、
自分と同じようなレベルの人とでないと、お付き合いはできなくなってしまうかもしれません。
安月給の人と、高給取りとでは、話も合わないかもしれないし、
恩返ししないとか、見下したと誤解されたり、ひがまれたりもするのかもしれません。

急に高級とりになったことで、銀行員の友人は、他の友人達を単に利用したと思われてしまいました。
実際はどうなのかわかりませんが。

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