経験も知識もないので、仕事や就職に役立つ国家資格を取るべきか

【職安職員に、経験も資格もないと仕事はないと言われた】

・どんな仕事がしたいかわからないけど、仕事を求めて職安に行きました。

私が二十歳の時は、
・仕事は何をしたらいいかわからない、
・進学もしない、
・何をしたらいいかわからない
という状態でした。

学校を辞めて、親の知り合いのツテで土木作業の仕事をしていたのですが、
耐えられなくて嫌になって2か月位で辞めました。

そして20歳の時に 仕事を探しに初めて職安に行きました。
職安に行っても、何をどうしたらいいかわからず、
カウンターの向こう側にいる職員に仕事を探しに来たと話をしました。

どんな仕事がしたいかと聞かれても 何も答えられませんでした。
どんな仕事がしたいか、わかりません」と正直に言うしかありません。

あきれたような年配の男の職員は、求人コーナーを指さして
「あっちに、求人カードがあるから そこから 仕事を選んできなさい」
と言いました。

A4の用紙に、会社ごとに、
仕事内容、会社名、給与 労働時間などの就業に関することが、
一枚ずつ透明のファイルに入って業種ごとにおいてある棚がありました。
そこで仕事を探し、職員のところに持って行くのです。

いくつかの職業がありましたが、
工場、運転、飲食店などよくある仕事しかなかった覚えがあります。

仕事は、
どんなことがあって何がいいのか自分に何ができるのか
全くわかりませんでした。

運転手ならできると思い、どこか適当な運送会社の求人カードを持って職員のところに行きました。

・経験がないと仕事はできないと言われた

この運送会社に勤めたいと言うと
「運送の経験はあるの?」
「ありません。」
「なければだめだ。運送業も経験がないと雇ってもらえないよ
却下されてしまいました。

そして、職員が聞いてきました。
「何か資格はあるのか?」

威張ったように聞いてきます。
当時職安の役人も威張っている人が多かったのです。
ありません。」

学校で専門的なことをなにかやったか?」
普通高校しか出ていないので
資格も、専門的な知識もありません。

工業高校なら、機械科や土木科など工場や
工事会社に勤めるのに役立つ知識があります。
商業科でも事務や商売に関することを学んでいます。
普通科以外の高校なら、学校で社会に出る準備、
仕事に就ける授業をするのでしょう。
私が行ったのは普通科ですから、
職業に通じる学習は全くやっていません。

国語や理科、社会など、
全く就職するのに評価されないのです。

普通高校の教育は仕事に役立つことは何もやらないです。

でも高校もまともに行っていませんでしたから、
何も言えませんが。
「ああ、こんなんじゃ工業高校に行っておけばよかった
と思いました。

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・専門知識も資格もないと仕事はできないと言われる

経験も、資格も、知識もないんじゃ仕事なんかないよ

「え?」谷底に突き落とされた気がしました。

「俺には、仕事がないの?」

びっくりして聞き返すと
年配の男の人は無言です。

生きている価値がないような、
人としての価値がないように思えました。
頭からスーッとしたものが流れたような気がしました。
失望感みたいな、恐怖のようなものが襲ってきました。
あの時は、結構ショックでした。
職安に来る前から親にろくでなしとか、他の子はしっかりしているとか
ダメ人間だとか、もう親にめちゃくちゃ言われて生きてきましたから、
ここでも 自分には価値がないようなことを言われてショックでした。

その後、聞き返したと思います。
「仕事の経験も、資格もない人は、仕事ができないんですか?」
「じゃ俺が行った高校の奴らは、
みんな経験も資格もないから仕事ができない人なんですか?」
「初めて社会に出るわけだから、
経験がないのが当たり前とちがいますか?」
こんな感じのことを言ったと思います。

職案の職員は意地悪ですよ。
面倒なのかな? そんな気もしました。
すると、「なんかできそうなことないの?」

飲食店で働いたことを思い出しました。
土木工事もやったことを言い、
でももうやりたくないとも言いました。

「じゃ、飲食店でも、なんでもいいから、
未経験者でも募集している仕事を見つけてきな」
と求人コーナーを再び指され、見つけに行きました。
そう言うのもあるのか!
「ああ、なんだ、未経験者でも雇っている会社があるんじゃないの」

それで、未経験者でもいいと言う高速道路の売店の仕事をしました。

・何もやったことがないなら、未経験者でも雇ってくれる会社を探せばいい

未経験者でも雇ってもらえる仕事や、誰でもできる簡単なしごとなら
どんな人でも雇ってくれると思い、気持ちが明るくなりました。

そうやって できることから経験して行けば、もしその会社が嫌になっても、
同じような職種なら、次に転職する時は経験者になれるのだと知りました。

求人は、「経験者優遇」という募集が多いです
自分も経験者になる為に、どんどん経験して行こうと思いました。

・専門の学校も出ていないし、何かの特技でも身につける必要があると

とりあえず、未経験でも資格も専門的知識がなくも仕事は紹介してもらえました。
でも資格を問われた のです。これは考えていました。

私は、学歴も専門的なことも、学校で教わっていないので
仕事の知識が何もありません。

何か専門的知識がないと、これからは困るかなと思いました。
その後本屋さんに言って資格のことを調べました。

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【資格や検定】

・国家資格、公的資格、検定 民間資格等について

資格は、一般の人はできないけど、ある人に限って、
特定のことをすることが許されることを資格と言います。
資格を持っている人だけが、その仕事ができる のです。

検定と言うものがあります。
よく聞きく検定に簿記検定がありますが、
簿記の事務はだれでもやっていいのですが、
その能力があることを示しています。

その簿記の能力がどのくらいあるのか示す材料になります。

当然、就職の時の、「人としての価値判断の材料」になります。
どのくらいできるのかと聞かれ
「日商簿記2級です」
「日商簿記3級です」と答えられると、その簿記の能力が数値で分かります。

「単に、3年間経理の仕事をしてました」よりもわかりやすい筈です。
国家資格はその資格を国が保証したものです。

民間の資格は、株式会社などが行ってその能力を認めるものです。
一定の団体や民間の会社が管轄している資格で効力や信用性は、
その団体がどのくらい知名度があるかによる と思います。

聞いたことがないようなお金さえ払えば取れるものは社会的価値はないと思います。

空手の有段者と言っても、
有名な道場の初段と、聞いたことがない道場の初段とでは
信用性が違うのと一緒です。

民間の検定でも商工会議所などがやっている簿記検定は
知名度の高い信頼のおける民間の検定です。

しかし資格商法など営利目的の為の資格商売もありますから、

無駄なお金をとられるだけの民間資格に引っかからないようにしなければ
時間とお金がもったいないです。

私は引っかかったことが何回かあります。
なんの価値もない民間の資格にお金と時間を浪費してしまったこともあります。

・民間の資格も検討してもいい

しかし民間の資格でも国家資格より有効なものもあります

実際のやり方を問われる民間資格だと、
その勉強をすれば即仕事ができるものもあります

パソコンの民間資格は
パソコンの操作方法を問われる試験が多いので、
その特定のソフトのパソコンの勉強をすれば
即実務に役立つと思われます。

医療事務系の仕事なども民間の資格ですが、
実務の勉強をするので役立つはずです。

民間の会社がいっている資格と言うもの中には資格と入っても
ある特定のものの、やり方を教えてくれる講座の場合があります。
これが、仕事にも、趣味にも大変役立つものがあります

コーヒーの資格や香水の資格などがあるようですが、
おいしいコーヒーの入れ方がわかったり、
香水がつくれるようになる特技につながる有効な講座もあります。
それを自分次第で、独立や就職に生かすこともできるはずです

また行政書士の資格などのように、
実務とは全くかけ離れた学習をするものもあります。
行政書士の学習をしただけでは、

憲法や行政法などに詳しくなっても実務では使いませんから、
行政書士の資格を取った後実務の勉強が必要になります。

労務士は資格勉強と実務が一致していますから、
資格の勉強は実務をする上で役立ちます。

・資格における学歴なの受験資格や資格の効果を考える

また受験するのに学歴が必要なものも多い のです。
お金があって学校に行っている人に有利なようにできています。
資格ですら、お金がある家庭に育った人でないと
受験することもできないものもあります。

建築士は建築科の大学卒で、
さらに実務経験が2年以上は必要になります。

看護師や歯科衛生士等は、
看護学校などの専門の学校で学ばないと、受験できません。
しかし卒業できればいいようです。

資格を取るのにも学校に行くことが必要になるので、
子供の頃からどんな職業につくか決めておかないと
資格は取れないことが多いです。

大学に行ってから職業変更することは、大変な遠回りになってしまいます。
またはあきらめなければならない仕事も出てくると思います。
学生時代に仕事は決めていた方がいいです。

私は決められなかったので、かなり苦しみました。

その他、
調理師などは、飲食店での実務経験が2年以上必要です。
労務士など、大学で必要な授業を受けていることが必要です。

しかし資格の中に受験資格がないものもあります
宅建、FP、司法書士の勉強系や
大型トラック、建設機械運転技術者、
フォークリフト技能者などの工業作業系の資格は誰でも受けられます。
機械などの運転は短期間で確実に取れる資格もあるので、
仕事が決まってから取ってもいいかも知れません。

大人になってから職業意識に目覚めたら、

取れそうな資格や検定はあきらめないで受験するべきです。

資格は人生を挽回するのに役立ちます。

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