80歳の自営業の理容師さん、国民年金じゃ生活できないと元気に働く

共済年金の受給者の方と違って、

国民年金の自営業者は何歳になっても、

どんなに年をとっても
働かなければ生活ができません。

それって不幸なのでしょうか?

自営業者って、どうなんでしょうか?

【年金生活における貧富の差】

不労所得がある人や、貯金がたくさんある人
共済年金や厚生年金の人達は
60歳や65歳で定年退職してから、
毎日好きなことをやって
遊んで暮らせるんだろうなあ、いいなあ

でも、年金が少なくて 高齢になってからも、
働き続けないと

生きていけない人もたくさんいると思います。

厚生年金で年間200万円もらっている
元会社員の人もいれば、
年間50万円の年金しかもらえない
国民年金の人もいます。

国民年金の人から見たら、
年金で200万円ももらえるなんて
夢のような話だと思うでしょうが

厚生年金で200万円もらっている人でも、
「こんな少しじゃ生活できない」と言います。

厚生年金だと、

夫婦の年金合計が
300万円近くもらっている場合も多いので

厚生年金の人達は、

国民年金の夫婦よりも、

かなり裕福な暮らしをしていると思います。

その為、会社員や公務員をやっていた人は、
高齢になれば 働かなくても生活できますが、

国民年金しかもらえない自営業者は、
倒れるまで 働かないと いけないようです。

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・80歳になっても美容室をやる人達

友人のおじさん、おばさんで、80歳の夫婦がいますが、
いまだにパーマ屋(美容室)をやっています。

私が、友人の家に行ったら
その80歳で美容院をやっている人がいて
ちょっと話しました。

元気によく話してくれました。

80歳を過ぎたおじさんって、

威張った感じがして 一方的に話す人が多く
会話をしても楽しくないのですが、

この人は違いました。

明るくて、礼儀正しく、
いろいろ私に質問もしてくるのです。

80歳を超えて、
立ち仕事をしているなんて すごいなあと思いました。

おのおじさんが言うには
「国民年金じゃ、生活できませんよ」
「まだ働けるうちは、働かないとね」

というのです。

「それに仕事を辞めたってやることがありません」

と おじさんは言います。

売上は全然なく、
生活費の足しになるくらいしかないそうですが、

近所の古くからの常連さんが 来てくれているので
その人達が来てくれる限りは
やり続けるそうです。

床屋

・田舎の七十代後半の理容師のおばさん

私が住んでいるのは田舎町ですが、
さらにその奥にある町の80歳位の女性がいます。

やはり見た目は、
お婆さんに見えてしまいますが、
話の受け答えはしっかりとしていて、
にこやかで
もうすぐ80になる方には
思えない感じの明るい方です。

しっかりとしていて、
やはり近所の人達の散髪の仕事をしているそうです。

いくらプロとはいえ

「高齢者がハサミを持ったり、
ひげ剃りを持ってあぶなくないのか!」

と言う人もいるかもしれませんが、

長年商売で散髪をやっていた人は
しっかりとしていて大丈夫なようです。

そんなことを本人に言ったら失礼な感じがします。

「もう年なんだから、家でおとなしくしていて」

と 親切そうに言う人もいるのですが、

それは、いいことなのかな?

と思う時があります。

現役で働いている80歳位の人達を見ると
人をやたらと高齢者扱いするのは
よくない気がします。

何歳になっても働き続けている人は、
元気で健康そうで
いいものだと思いました。

どんなに年を取っても、
自分の職業がある人はすごいなあ、
元気だなあと思います。

そして、手に職があると

80歳位になっても

自分で仕事ができるんだと

教えてもらった気がします。


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・美容室は経費がかからないのか?

他にも80歳前後位の女性で
美容室をやっている人はいます。

美容室は経費がかからないようで、
お客さんがあまり来なくても

やっていけるようです。

商品を仕入れる必要がなく、
在庫にこまらないで済みますし、
お店を開いていても
電気料や水道料金などの
基本料金がかかるくらいで
なにも出るものはないようです。

紹介した人達は、若い時に開業した為、
店舗の建設資金はとっくに回収済みのようで
借金がありません
美容師は女性が多いのかもしれませんが

男の手に職の仕事でよく聞くのが、
大工さんや内装業で
これらなら高齢になってもできるようです、

70歳代の大工さんもたくさんいます。

技術を持った仕事って、経費がかからないようで
高齢になってもできる商売のようです。

いくつになっても働く人達

【 年金の種類による それぞれの老後の人生 】

・国民年金では暮らしていけないから働く

高齢になったら、
共済年金や厚生年金をもらって
ジムに行ったり、買い物したり、
旅行や温泉に入ったりして、
毎日自由に遊んですごす人生も

いいものかもしれません。

働かなくてもお金が入ってくるって

いいなあと思います。

好きな物を買うことができ、
好きな物を食べ、好きなところに行けます。

だれにも拘束されない自由があります。

年金がたくさんもらえる人や
親からもらった広大な土地を、他の会社に貸して
多額の地代収入を得ている豊かな人もいます。

そういう裕福な人に対し、
年間50万円程度の国民年金しかもらえず
自分の事業を、
80歳を過ぎてもやっている人
もいます。

わずかな国民年金しかもらえないので
何歳になっても、自分の事業を続け
お店をやり続け、
古くからのお客さん達と

交流を持ち続け

社会に参加し続けている自営業者もいます。

それが不幸だとか、辛いとか思わないで、
会社員をやっておけばよかったと後悔もせずに

働き続けているようです。

「私達は働くしかないよね」

と、愚痴も不満もあまり言わずに

80歳を過ぎてまで

美容室の仕事をしているのは、

好きな仕事だからなのでしょうか?

楽しいから続けられるのでしょうか?

私も、高齢になってからもできる
技術を身につけたいと思いました。

自分の技術で稼げると

何歳になってもできるようだし、
きっと 毎日が楽しいのだろうなあ

高齢者の方たちに触れあって思いました。

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