社員さま、パートさま、お客様さま:皆偉くなって自分勝手で嫌な社会
【つけあがった人達 社員様 お客様さま】
・セクハラ、パワハラ当たり前の昔の社会
「元気出せよ」と、
バンッと尻をたたく挨拶は昔はあった。
頭は大切なところだから、ショックは与えられない、
肉のいっぱいついているお尻をペタンとたたくことは、
職場では目上の男からも 女からでも普通にあった。
職場で 歳が離れている先輩からの激励だ。
それを女にやるとセクハラとか
男にやるとパワハラと言われ、
減給になったり、昇格になったりします。
下手したら解雇や、訴訟騒ぎにもなる時代。
仕事を覚えるのに、
何回言ってもできなければ 怒鳴り声をあげられ、
叱られるし、
ひどければ はたかれることもあった。
技術職の仕事では、仕事場に行っても、
教えてもらうまで何もしなければ
「やる気がない」といわれる、
何かやれと言われるまで、待っていれば
「ボーッと突っ立っているだけで、やる気がなければ帰っていいよ」
と言われる人もいたと思います。
新しく職場に入ったら、こっちから
「何をやったらいいですか?」
くらい言えないと仕事が務まらなかった。
それでもみんなやってきた。
【給与は聞いていた話と違う!なんて当たり前】
何十年か前は それで辞めてしまうと「根性がない」「続かない」と言われた
・昔と今 の 労働時間、休み、給与 の違い
昔の職場は、定時で帰れるなんてことが少なく、
残業しても割増給がもらえないこともありました。
土曜日に 仕事はあるのは当然です。
週に一回しかない休みの日曜にも
仕事をさせられることもありました。
それなのに、現在は、毎週毎週 土日が休みです。
夢のような話です。
さらに祝日もたくさんあって、
有給休暇も年に20日もあるようになりました。
公務員や大手企業だけでなく、
ちょっとした中堅の企業でも、
いまは有給休暇が
年に20日も取れるようになったといいます。
これは逆に、「いつ働くの?」 という感じです。
「そんなに休んでばかりなのに、
公務員や大手は
なんで たくさん給与をもらえちゃうの?」
・給与が 「聞いていた話と違う!」そんなの当たり前
面接の時に言われて給与は、実際の給与よりも安いことも多い。
社長に聞いてみると
「仕事ができるようになったらその位やるよ、
半人前の癖に一人前の給与をもらうなんて10年はえーよ」
そんなこともありました。
給与の支払いも遅れることも普通にありました。
経営者や先輩には、
召使のように扱われ、殴られる奴もいたようです。
殴り返して仕事を辞めた友人もいました。
そんな話は昔は多かった。
◆ 仕事は、教えてもらえなくても盗む。
「こっちから 何かやることないですか?」
と言っても 怒られる職場もあったようです。
「今まで 何見てた?」と、
「聞かなくったって、見てりゃわかるだろう。
自分のやるべきことくらい、自分で探せ!」
調理の仕事や建設業の
職場などは そういうこともあったようです。
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・従業員さま パート様さま
その時代から比べると 今は「従業員様」 扱いです。
「ちょっと叱るとすぐに辞めちゃうからね」、
「後輩 叱ると、こっちが上司に怒られる」
というのは中高年の人たちだけではないようです。
若い社員達も、
「今の人はちょっと気にさわることを言うと、
仕事に来なくなったり、上司に文句言ったりして 変よ!」
「親から消費者のふりして本社にクレームを入れる社員もいる」
特に女性は扱いにくいと使用者側は言う
「女性社員にかかわりたくない」
・女子パートに当然の注意をしただけで左遷
ある大きな洋品店で働く、
あるコーナーを任されていた若い責任者の人がいました。
女性のパートに
お客さんがいるのに カウンター内でぺちゃくちゃ話しているし、
商品を倉庫から取りに行っても
パートさん同士がぺちゃくちゃ話しているので、
ちょっと注意したら、
その女性のパートさんに
本店にクレームの電話を入れられた。
「指導の言葉がキツイ」、「パートやめます」と連絡されたのです。
その注意した若い責任者は、
即 そのお店から 地方のお店に 左遷させられてしまいました。
その販売店は、ちょっと前に、 お客さんから、
「女性従業員が レジのところでぺちゃくちゃおしゃべりしていて 遊んでいる」
という電話連絡が入っていたのです。
左遷された若い責任者は、
その苦情の電話を受けた上司に注意を受けていました。
はたで見ていた 他の女性社員達は、
「その現場 責任者は、ちょっと注意しただけで、
普通に誰もが言うように 注意しただけなのに・・・」
そう言っていました。
踏んだり 蹴ったりのような気がします。
それでも、管理能力がない、指導力がない と言うことだそうです。
そのパートのおばさん2人は 残ってパートに来ているそうです。
【良かれと思ってして来たことが 裏目に出る社会】
・どんどん 自分勝手になっていく 甘えた人達
レジの仕事も今は、面倒です。
客もドンドン偉くなって お客様さま、様王様です。
お客さまも 敏感になって、
ちょっと普段の言葉のような言葉遣いをしただけで
話し方がおかしいとか、
礼儀がなっていないと文句をつけてきます。
あがめたてまつった偉い人に対する話し方じゃないと
不機嫌になる人も出てきています。
おつりの渡し方に苦情が来るのです。
・おつりのコインを 片手で渡して、何かショックがあると、
・空中から落としたと文句をいい
・両手を添えて客の手を包み込んで渡せば気持ち悪いといい
・トレーにいれて差し出せば愛想がないという
言ったいなんなんだ! どうしたらいいんだ?
何年も来た服を持って行って、
「破けたから交換してくれ」と言われる服屋さん、
何か月も履いて汚れた靴を靴屋に持ちこみ、
「靴がすり減ったから返品して」
とおかしな人も相手にしないといけない靴屋さん。
そんな話が本当にあるのかと思います。
【温室に育った花や生き物と同じ】
過ごしやすい環境で長く育てられると生き物は
弱くて、ちょっとのことで
おかしくなってしまうようなのでしょう。
こんな社会で大丈夫なのかなあ、
私も仕事をしていて理不尽なことに遭遇します。
そして、こういう変なことって
どんどん感染してくような気がします。
良いことは移らないで
悪い習慣は、簡単に移って行きそうです。
清潔なことは良いことかもしれないけれど、
清潔すぎる環境に長くいると
抵抗力がなくなってしまい、
生き物は弱くなってしまうということを聞きます。
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【思いやりや やさしさから出てことなのに…】
・エスカレートする欲望
こういう歪んだと思われる社会も始めは、
思いやりから生まれてきたことが原因
だったのかもしれないと思いました。
◆ 人間社会も、住みやすく、生きやすく、
人にやさしくしようとした人がいたのかもしれません。
★ 社員に 会社の休みを もう少し取って、体を休めて、
家族と過ごせる時間や趣味の時間に使えるように
ひと月に一回土曜日は休みにしようと思ったら
「毎週土曜に休ませろ」、「有給も もっとよこせ!」
「休んでもやった、月給制にして きちんと一か月分の給与は払え! 払わせよう!」
★ お店でも、
「せっかく、うちのお店を選んでくれたお客さんだ。大切にしよう、大事にしよう」
そう思って、お客さんを、大切に、大切にしてきたら、
いつの間にか モンスタークレーマーになってしまい
その口の利き方は何だ!
その態度は何だ!
あたしはお客さまよ!
あたしの言うことは何でも聞きなさい、お金払ってあげるんだから
要求はエスカレートしていく
・つけ上がっている自分に気づいていない
弱くなっちゃったのか、
自分勝手になっちゃったのか
悪いものは移り安いのか
過敏症になったのかわかりませんが、
良い社会にしようとして
やって来たことが裏目にでている部分もあるようなきがします。
みんなが考え直すべきだと思います。
早く直さないと、みんなが みんなのせいでおかしくなってしまいます。
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