【いつも求人が出ている会社】
求人誌をいていると、いつも募集をしている会社があります。
「若干名募集」と書いていてあるけどずっと募集しているから、
そんなに多くの従業員を募集しているのだろうか? と思うこともあります。
でも、そんなことはないようです。
ずっと募集が出ていることには理由があるようです。
1 募集しても 面接に誰も来ない、人気がない仕事、悪い噂がある。
2 勤めて、すぐに辞めてしまう。(労働条件が悪いからかもしれません。)
3 お店の広告の為かもしれません。
通常、求人広告を出して、反響がないと広告会社は経営者に怒られます。
「あなたの会社に求人広告を出していても問い合わせが全くない。どういうことだ」
と言われます。
私も、求人広告の会社でアルバイトをしたことがありましたから、
営業マンが、広告主に苦情を言われることを知っています。
求人が来ないと、営業マンは、広告の内容を変えたり
労働条件についてのアドバイスをすることもあるようでした。
時給が相場よりも安いと募集が来ないことがあります。
しかし企業も人件費をあげるわけにもいかないようです。
広告の記載内容に 何か問題を発見し、
記載方法を変えて、イメージアップをしたりして広告に変更を加えれば
効果がある場合もあるようです。
しかし、会社自体に問題があるとどうしようもありません。
ずっと、求人誌や、新聞広告の求人チラシを見ていると、
かなりの年月にわたって募集している会社がうちの近所にもあるのです。
なんで こんなに長い間、従業員を募集しているのだろう?
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【いつもウエイトレスの募集があった飲食店】
・女子のパートが長続きせず、すぐに辞めてしまう。
知り合いの経営する飲食店さんがありました。
宴会もとれるくらいの大きな座敷がある総2階の日本食屋さんです。
旦那さんと奥さんが35歳位の時に始めたお店で、開業して間もない頃でした。
近くにファミリーレストラン位しかなくて、日本食の大きなお店がなかったので連日繁盛していました。
そこに50代の女性Kさんを、最初の募集でウエイトレスとしてパートで雇い始めました。
その後、数人の女性を後から雇ったのです。
夫婦とも温和でいい感じの人達でした。
時給も相場で、賄いも付いて休憩もきちんとあって、
休憩室もあり労働条件は悪くなかったようです。
★しかし、パートさんを募集しても、次から次へとすぐに辞めてしまう のです。
慣れたなあと思うと、辞めさせてください といいます。
新しく誰か入ると、この前に入った人が辞め、
また雇うと、その前に入った人がまた辞めて、
いつになっても、人手不足と言うのです。
いい人だから長く続けて欲しいと思っても、続けて働いてくれないのです。
その為、求人広告会社にずっとパート募集の広告を出し続けました。
掲載料も毎月結構掛かるので支払いが大変です。
奥さんは、「なんでこんなに人が辞めちゃうのか?」
と、自分の店で働くことがそんなにつらいのかと、悩んでいたそうです。
しかし、最初に入った50代の女性(Kさん)は、よくやってくれて、
ずっと働いてくれて助かっているそうです。!
・辞めさせる犯人がいた
辞めたパートさんに会計事務員が源泉徴収票を渡しにお店に来た時でした。
退職者には、このお店で働いた分の給与について源泉徴収票を渡します。
その時に、辞めるパートさんに、 「なんで辞めるんですか?」
と聞くと、
「Kさんが、すごく意地悪するからです」と言うのです、
Kさんとはこのお店に最初に入ってきた50代の女性です。
気の強そうな、意地悪そうな顔つきをしているそうです。
最初に入って来た人で、パートさんの教育みたいなものを、
奥さんから頼まれて、やっていたそうです。
その人の、気に入った通りにやらないと、文句を言われ、
奥さんや旦那さんたちと、仲良く話しをすると、後で意地悪されるらしいのです。
「お店に入った時に、他のパートさんに、言われました。
私は辞めるけど Kはすごく意地悪だから・・・」
「Kは、奥さんと仲がいい から、奥さんには あの人は意地悪だと言えないよ」
「このお店は あのKが仕切っているから気をつけた方がいいよ」
と言われたそうです。
みんなが続かずに辞めていくのは、
Kさんが、次々にパートさんを辞めさせている と言うのです。
そんなこともあるようです。
後日そのことを、会計事務員が奥さんに伝えると、信じられないようでしたが
「そう言えば、誰かがそんなようなことを言っていたような・・・」と、
奥さんは思い出したように言っていたようです。
私も、そのお店は、いつもパートさんを募集していることを知っていました。
・困った従業員の対策を考える
それからは、新人さんが入ると奥さんが教えて、
「もしパートさんたちも間でもめ事があったり、困ったりしたことがあったら、
私に相談して」
「Kさんは、私と時別に仲がいいわけじゃないけど、
Kさんは一番古いから何かと小言を言うかも知れないけど、何か困ったら私に言ってね」
と話したそうです。
後日、Kさんが意地悪をするらしいことがわかりました。
店主夫婦は、問題の50代の女性Kさんにわからないように、
他のパートさんを集めて事情を聞きました。
やっぱり、その人のことをよく言わないのだというのです。
荷物のことも、誰かがバックをあけた形跡があると言うのと、
Kさんが荷物の置いてある休憩室に、不自然に1人でいておかしい時があるというのです。
K さんは、新しくパートさんが入ってくると、
嫌なことを言ってきたり、無視したり
教えなかったり、にらんだり、さらに人の荷物を見たりしているらしいと言うのです。
荷物を置く四畳半の休憩室ので、人の荷物を開けてみていると、
他のパートの人が言っているのです。
バックをあけたり、手帳なども見たりしている形跡があるというのです。
しかし証拠はありません。
・問題のパートさんに辞めてくれと伝えても、辞めない
夫婦で相談し、他の従業員からクレームが来ているので、
辞めてもらおうと思ったらしいのです。
しかし変なことをしているという証拠もないし、みんなに意地悪しているから辞めてくれ
とも言えません。
ほんとの理由を言うともめそうだと判断し、
仕方なしに、給与が払えないから辞めてくれと言ったらしいのです。
しかし、なぜ自分だけで辞めなければならないのか?と
ここで働きたい、
理由もなく辞めてくれといわれてもこっちにも都合がある と言うのです。
辞めません。どうにか働かせてくれ と言って聞かないそうです。
しかたなく、労働時間を半分以下に減らしました。
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・信頼できる友人にパートに来てもらう
奥さんの友人で時間が開くようになったので、パート先を探している人が見つかりました。
その友人にパートに来てもらうことにしました。
その人に、奥さんがいない時に、主として頑張ってもらうことになりました。
奥さんに家庭もあり自宅に戻ることもあり、営業中にお店を開ける時間も多い のです。
小さな子供達も何人かいますから、家事もしなければなりません。
銀行の支払いや仕入などに出かける為、ずっとお店にいるわけにはいかないのです。
その人が、きちんとした人で、
その後パートさんは定着し、長く勤めてくれるようになりました。
Kさんが仕切らないように、他のパートさんに対する意地もないように監督してくれたようなのです。
その後、お店に出入りしている業者が、Kさんに言ったそうです。
「このお店の誰かが、人の持ち物を開けているうわさがあるらしい。窃盗罪だ。」
専門家を入れて調査中らしいよ」
その後、Kさんは、そのお店を辞めました。
そしてパートさんも定着して、求人広告を出さなくなりました。
と言うことです。
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