【自分にできる仕事かどうか、やってみないとわからない】
私は、自分が人に
「説明する」とか、
「理解してもらう」など、
人と触れ合い、
人に何かを分かってもらう仕事など
自分には、できるわけがない、
やりたくない
と思っていました。
しかし、
偶然「教える」業務をやらされることがあって、
やってみたら
「私でも、少しはできる」と思いました。
自分にできる仕事とか、
自分に合う仕事は、
自分でも気づかず、
やってみないとわからないかもしれません。
【パソコンを教える業務をやってみて】
・教わる側から教える側に
1990年代にウインドウズパソコンが普及し出してから
多くの人がパソコンを操作するようになりました。
すると多くの人達がパソコンを習い始めました。
今では学校でもパソコンの授業があるので、
若い人は
ワープロソフトも表計算ソフトも操作できます。
(その為、ワープロなどの
基本ソフトを教えるパソコン教室の仕事も
ずいぶん少なくなったのかもしれません。
ワープロソフトを
教わる人がいなくなったかもしれません)
その時代に、
事務員をやっていた私は、
お客さんに
ウインドウズの基本的操作と
ワードの操作を
教えに行かなければならなくなりました。
今までは、
人に教えてもらう立場だったのですが、
教える方の立場も、
経験しなければならなくなったのです。
これまで一つの職場に長くいたことがないので、
人に教わることばかりでした。
ところが、
人に物ごとを教えるような業務も出てきたのです。
歳を取って行くと、教わる立場から、
教える立場に変わらなければなりません。
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【教える仕事も難しいけど】
・伝わらない 伝えられない
私自身がパソコンに詳しいわけでありません。
仕事でパソコンを使うようになったので、
ウインドウズのテキストを読んで
操作方法を覚えようと大変でした。
本を読んでも理解できないので
パソコン教室のワードの基礎講座に通い、
基本操作ができるようになりました。
その為に得意先のお客さんに、
ウインドウズとワードの基本操作を
教えに行かされるようになったのです。
教える人は2,3人でいいのですが、
パソコンが分からない60代以上の人達でした。
(その後、他に何人か教えることになってしまったのです)
得意先一人一人の事務所に行って、
パソコンの操作方法を経営者に教えます。
電源を入れるのも切るのも、
いちいち教えなければならず、
マウス、ポインター、アイコン、クリックなど
基本的なパソコンの操作方法を言って教え、
やって見せて教えます。
「これをこっちにもってきて、左のボタンを押す」
こういうことを、
一人に、何回も何回も言わなければなりません。
それでも、時より専門用語の
「マウス」とか「アイコン」とかが出ると
「何それ?」と手が止まってしまい、
困惑した状態になるのです。
機械いじりが好きな人は、
どんどん操作して覚えていきますが、
やらなくていいことまでやりすぎてしまい
おかしくなることもあります。
おっかなびっくりの間違いを怖がる人は、
なかなか先に進みません。
私も詳しいわけでないので、
変な操作をされるとわからなくなってしまいます。
教えるということは 大変な仕事だと思いました。
・相談の電話が多くなるので自分の仕事ができない
パソコンを教えに行くと、
その時はできるようになるのですが、
その後忘れてしまうようで、
私が仕事場にいると、
「やり方が分からなくなった」と
よく電話がかかってくることもありました。
習いものは、
一度聞いたくらいじゃ覚えられないと思うので、
メモでもしてくれれば、
覚える気があるのか と思うのですが、
メモもとらず、
聞いたら聞きっぱなしなのです。
教えた人達は、
私が他の仕事をやっている時にも
問い合わせの電話をかけてくることもあります。
相談を受けつける時間を
相手に告げておかないと
自分の仕事ができなくなってしまいます。
そう言うこともわかりました。
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【人に物を教えてみてわかったこと】
・仕事も得意、不得意がある
機械いじりは、
人によって得意、不得意があるとは思っていました。
DVDデッキ操作でも、
遊びでも 何でもそうですが、
自分が やりやすいものと やりにくいものがあります。
やったことがないことでも、教えてもらえれば、
すぐにできるようになるものと、
全く覚えられないものがあります。
仕事も同じだと思いました。
今回、パソコンをやったことがない人達に
パソコンを教えてみて
それにも気づきました。
ワードの操作は経験がないと、
なかなか覚えられないと思います。
いつもやっていれば自然に覚えていくと思いますが、
機械いじりが好きでないと
ワープロソフトなどは操作したくないと思います。
女性は機械操作が苦手と一般的に言うようですが、
パソコンいじりが好きな女性は、
覚えるのが早い気がしました。
男性で機械の修理もできる人なのに、
パソコン操作は苦手そうでした。
「物ごとは、やってみなければ分からないものだなあ」
と、わかりました。
・できそうもない仕事でもやってみたら
私は
人に物ごとを教えることが
嫌でなかった気がします。
自分の仕事が忙しい時でも、
パソコン操作で困ったと電話があれば、
自分の手を休めて説明ができたと思います。
「来て、教えて」と言われれば、
相手の家に行って
パソコンのことを教えたこともありました。
人に物を教えることも 私はできると
自分の知らなかった部分を発見できた気がしました。
教えるのは難しい、
覚える気がない人に覚えさせることも難しい、
でも、やってみようと、
相手が嫌な顔をするまでは何とか頑張りました。
・やったことがない業務を通じて自分の仕事を発見
人に物を教えたり伝えたりすることが
自分にもできる とは全く考えていなかったのです。
「伝える」、「教える」「説明する」
という職業や業務もあります。
私は、なにか専門的なことを学び、
「人に伝える」、「説明する」という仕事も
できるかもしれないと思いました。
教える、説明するという仕事も、
私の転職の候補になりました。
私は、人に物を教えることが嫌でなさそうです。
そんな気がしました。
自分の発見ができました。
そして、今の自分の業務の中に、
人にものを教えることや説明することもあります。
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