【ベテランの強み:経験、指導、相談、人脈 落着いた対応】
ベテランの方には多くの人達が期待しています。
今まで培ってきた経験や知識を教えて欲しいと思っています。
また 会社は 様々な問題が起きています。
経験の少ない若い人達ではあわててしまい、
良い対応ができず、
相談する相手もいないので困っています。
経験者の知恵を借りたいと思っています。
定年退職した人は、社会からまだまだ必要とされているのです。
60代で社会から退くのはまだ早いようです。
【会社で経験豊富な人を雇いたい理由】
・楽しかった遊園地も 何回も言っていると 飽きてくる
始めていった遊園地は
大変楽しくてドキドキワクワクします。
なにを見ても何に乗っても 新鮮でとても楽しいのです。
しかし その楽しい遊園地も
何回も行っていると、
やがてワクワク感は収まってきます。
それは慣れるからです。
慣れると感動しなくなります。
女性が初めて ブランド物の高級バッグを買った時、
とっても嬉しかったと思います。
嬉しくてうれしくて、
どこに持って行こうかと 想像しただけで
はしゃいでいたことでしょう。
やがてそのバッグの喜びもあせていき、
またバッグが欲しくなります。
もっといいバッグを、
もっと高いブランド物のバッグを買い続けないと
喜びは味わえなくなります。
ブランドものをつぎつぎに買うのは、「慣れ」です。
心の「慣れ」のせいです。
あの時の興奮をもっと味わうには、
より高級なバッグを買い続けなければ
得られなくなってしまうのです。
高級時計に熱中するおじさんたちも同じです。
これはエスカレートしていき
やがてお金がなくなってしまいます。
しかし、この脳のシステムは悪い面ばかりではありません。
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【ベテランの強みを生かした再就職、企業が求める人】
経験、技術指導、営業相談、人脈 落着いた対応を求めている
・経験豊富なベテランを現場に雇いたい訳
人は刺激に慣れることができます。
同じような刺激にあっても
落ち着いて処理ができるようになります。
すると、これが仕事に役立つこともあるのです。
お客さんとの間で問題が起きた時、
そういう経験のない従業員はあわててしまいます。
- どうしたらいいだろう。
- お客さんは怒っているようだ。
- 自分のミスと思われてしまう、
- でもこれは仕方がないことだ、
理由を説明しようにも、
どんなことから話せばいいのか - 上司に叱られるかな
- せっかく先輩から引き継がせてもらった仕事なのに
先輩にも申し訳ない
色々と心配事を巡らせ焦ってしまいます。
・慣れていると、同じような出来事がおきても同様しない
仕事上の色々な経験がないと、
未知の問題に対して
動揺して焦ってしまって
頭が回らず適切な行動ができないのです。
もし 今までに 同じような経験を何回もしていたら、
きっと落ち着いて対処することができたと思います。
そういう多くの経験をしているのが、
その仕事に熟練した人です。
どこかの企業で、その仕事に長く就いていた人だと
色々経験を積んでいます。
熟練者が自分の会社に入ってもらえれば
様々なトラブルが起きた時、
他の若い従業員に対して
いいアドバイスができるのではないかと期待します。
その人の今までの経験に照らし合わせて、
同じような経験をしていたら
「似たようなことがあったが、あの時はこうした。それでうまく行ったよ」
「こういう場合、お客様の家にすぐに行き、弁解しないで、とにかく謝れ。
そして話を聞いて、上司に伝える。判断は会社全体でするから、しばらく待ってもらえ。
まごまごせず、急いでお客さんの所に行くんだ。」
「その部品がなくても、これで代用できることもあるよ」
「今夜は雪が降りそうだから、
明日水道管の修理の依頼がくるかもな。しばらくは忙しくなるぞ」
経験者は、今までの経験と照らし合わせた処理ができるのです。
・未経験な事象であったとしても、ベテランは対応が取れる
人生経験が豊富な人は、
未知のことに遭遇しても慌てずに、落ち着いた行動が取れます。
取引先ともめ事になりそうでもっても
「言えばわかってもらえる」
「感情をかきたてるな」
「相手の気持ちだってあるだろう」
そういう落ち着いた処理ができれば、
失敗ももめないで切りぬけられるでしょう。
問題を大きくしないで
スムーズに話をすることもできる筈です。
ベテランの人が会社にいるということは、安心できます。
・技術力が求められる仕事では技術の伝授、指導が求められる
職場にその仕事で経験が豊富な人がいると
技術的なことも教えてもらえるので大変ありがたいです。
若い人の技術の発展に大いに役立ちます。
企業は、
職場で働く若い人達に、熟練者の技術を伝授して欲しいのです。
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・何もできない人にならないように
年配の人に対して我々は敬意を払い敬います。
(普通は)
そして 職場に年配の方が働いていると、
頼れる存在で安心します。
しかし、それが頼りない、 何も知らない
知っていても若い人達に 全然教えようとしない
それでは、何の為に年配の人を雇ったかわかりません。
仕事は、一つのことを長年やっていると
だんだん経験を積むことができます。
そういう経験がやがて自分の財産になって行くのです。
そして、それを次の世代に教えて欲しいという
要望が出てきます。
若い現役のうちから、自分が定年を迎える頃を想定し、
それに答えられるように、
「将来の為に、多くの経験をしておく」
と考えていれば
今の自分の仕事にも情熱がわいてくるかもしれません。
・ベテランの人脈
長年その職業に就いてきた人は、
同じような仕事をしている友達も元同僚もいます
そして後輩もいる。
そういう職業の人脈ももっているので、
その人脈を生かせないものかと
企業は考えていることもあります。
公務員のOBを大企業が雇う場合は、
行政のコネを利用しようと考えているからです。
許認可業務や
行政の管理を受けるような会社は、
定年退職した公務員を雇います。
一般企業で働く場合でも
長年会社で得た人脈は
定年退職してからも生かすことができます。
この人脈を持つにも現役の時、
みんなに好かれる人である必要があります。
企業は、経験豊富なベテランを雇う価値を知っていて、
経験豊富な定年退職者を必要としている場合があります。
定年後も仕事を探している人は、
今までやってきた自分の経験、知識、人脈や
慣れ親しんできたことを
よく考え思い出し、
再就職を考えると良い条件で働けるかもしれません。
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