学生時代のバイト先に就職すると、親がうるさいとか反対する時もある

【アルバイト先にそのまま就職する大学生】

大学生になってアルバイトをする人は多いと思います。
学費やお小遣いを自分で少しでも賄おうとして働いてくれます。
しかし、大学の学生生活よりもアルバイトの方が面白くなって、
学校に行かなくなる人もいるようですが、
そのまま就職してしまう学生もいます。

私の周りの学生には、学生時代にアルバイトをした会社に就職する人が何人かいました。
学生アルバイトでも雇ってもらえるところに、大卒の人が就職することになります
親としてはちょっと考えもの の場合もあります。


【工業大学の機械科を卒業したが、バイトしていた中古車販売会社に就職】

近所の子供ですが、地元の工業大学の機械科にいきました。
父親は大手電機メーカーに勤めていて給与はある方です。
しかしその工学部の学費も年間130万円以上しますから
小遣いだけでも自分で稼ごうとアルバイトをしました。

バイトしたところは、全国展開する中古車販売店です。
そこで自分でも中古車を買い、アルバイト代で返済していました。

大学時代すっとそこで働いていて、所長にも気にいられ、就職することも勧められました

その会社は、高卒の人や中途採用の人も募集していて働けるところです。
中古車の販売や事務の仕事をするのなら、
高い学費を払って大学に行くことも、
機械科を出ることもなかったと親は言っています。

親としては せっかく機械科を卒業するのだから、
もうちょっと機械科で学んだことを使える職業に就くべきだ と考えています。

一応大学を新規に卒業するのだから、地元の工業団地の会社などの、
もう少しいい会社に入れるチャンスでもあるのだから、考え直して欲しいようでした。

しかしその子は中古車販売の仕事も好きで、職場の人達ともいい関係にあるのです。

大学で専門的に学習した分野とは違う、中古車販売の会社に就職しました。
親も子供がそれでいいと言う以上仕方ないとあきらめました。

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【有名大学を卒業してファーストフードの店員になる】

私がファーストフードでアルバイトをした時の夜の部の責任者の人の話です。
その人は当時大学3年か4年生で、
大学生になってこのフランチャイズのファーストフードでアルバイトをしていました。
私でも知っていたいい大学です。

高学歴の友人に聞いたところ、その大学はそこそこ いい大学らしいです。
2年位働いていたら、
バイトですが副店長になって、バイトの面接もこの人がやっていました。
バイトの教育や一部レジの閉めなどのお金の管理も任されていました。
すごく熱心で、うるさいくらいです。
私とほぼ同じ位の年でしたが、とても仕事に気合いが入った人でした。

大学を出たら、この個人経営のファーストフード店に正社員として就職するつもりらしいです。
そしてゆくゆくは、自分もこのフランチャイズ店のオーナーになる と言っていたのです。
いい大学なのにもったいない と思い、その人に尋ねると

親は大反対しているし、学校の友人達も 辞めておけよ というらしいです。
親には
「そんな仕事をさせる為に大学に行かせたわけでない。」
「もっといいところに勤められるだろう」
そう言われるらしいです。

友人達には
「頭がおかしくなったのか?」
「ファーストフードの店員になる為に、大学に来たのか?と言われるよ」
と、本人は怒ったように言っていたのを覚えています。

学部は、調理などと関係のない文系の学部だと教えてもらった記憶があります。
ぜんぜん学校と関係のない仕事です。

これでは、親は反対し怒る と思います。父親はいい会社の従業員らしいです。
自分の子供にも、いい会社に入った方がいいと考えているらしいです。


【調理の専門学校から、バイトしていた回転寿司店に就職した学生】

・学校で学んだ職業につきたくない

知合いの娘さんは調理の専門学校に行きました。
専門的に栄養や衛生、料理の知識をつける為に学んでいました。
そしてアルバイト先は、回転すしのチェーン店です。

入学して間もなくからずっと、週に何回かアルバイトをしていました。

そして卒業間近の時になって
どんな職業についたらいいかどうしようか考えこんでしまった ようなのです。
専門的な料理の仕事につきたいと思わない そうです。
自分は調理を仕事にしたくない と思うようになったのです。

卒業間近になって そんな気持ちになってしまいましたが、
もう少しで卒業なので、ここで中退するのはもったいないです。

結局卒業することになりますが、就職活動はしておらず、
どんな会社に勤めたいかもわからなくて困ってしまいました。

しかし学生時代からずっとアルバイトをしていた回転寿司の会社が
正社員として採用してくれることを言ってくれたのです。

親も とりあえず仕事先は見つかってホッと しています。
そういうこともあります。

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・内向的な性格なので、慣れた職場環境の方がいい時もある

回転寿司は高校生でも料理の知識が全くない人でもアルバイトならできます。
本格的な調理をするわけでもないようです。

その娘さんは、おとなしくて、
心理面から体調を崩しやすいナイーブな女の子であることは聞いていました。
内向的な性格の女の子ですから、
慣れた職場で、慣れた人達となら勤められると親も本人も思ったようです。

その会社で働いている人達とならストレスなく働けるようなのです。
仕事は、職種だけでなく、人間関係も重要だと思います。

料理の専門的な知識がなくてもそこは勤められるようですが、
食品衛生の知識、栄養の知識 料理の知識がある方が、もっといい筈です。

回転寿司で働くことは、その専門学校でならった知識が生かせると思います。
新しいお寿司の製品開発にも役立つし、職場の衛生管理にも役立てられます。
結果として良かったのかも しれません。


【学生時代のバイトで職業や人生観が変わることもある】

大学生になってアルバイトをすると、
バイト先で実際に仕事をしてみてこっちの方が
大学に入学し4年間学んだことよりも楽しいとか、
自分に合っている ということになる場合もあるようです。

実際に働いてみて、自分にあった職業に巡り合うこともあるようです。

学校で学んだことで就職しないのは学費や時間がもったいないと思ってしまいます。
ならば大学を卒業するまでもなくその仕事をやっていた方がよかったと、
高い学費を払う親は思うはずです。

まして受験をしてきて立派な大学に入った子が、
就職となったら誰でも勤められるような会社に入るとなると親はがっかりするだろうし、
将来を考えるとたいへん不安になります。

一緒に入学し卒業した他の学生はいい会社に入り
やがて社会的地位も給与も上がっていく と思います。

年を取った時に、同じ学校を卒業した友人達は
有名な企業で昇進し給与も高くなっていて
自分は低くみじめな思いをすると想像してしまいます。

子供をそんな目に合わせたくないと親は思うはずです。

学生時代に体験するバイトで、自分にあった職業を見つけられる人もいれば、
それでくるってしまう人もいると思います。

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