解体工事現場の仕事内容:土木系は建設機械の免許があるといい

【建物の解体工事現場の作業内容】

・解体工事の作業場の様子

仕事で建物の解体工事の現場に、何日か手伝いに行った日のことです。
そこで働いている人たちに話を聞きました。

基本的に大きなカニのハサミの付いた解体用の車両系建設機械
数棟ある2DK位の貸家を取り壊します。
取り壊した貸家の木材や瓦、建物の外観を覆っていたトタンなどの廃材を
人の手で廃材の種類ごとに区分しまとめます。
基礎の部分のコンクリートも重機のハサミが砕いていきます。

解体現場は危険なこともある ようで、ヘルメットをかぶり安全靴を履く人が多いです。
運動靴でもいいようですが、最低でも靴底に鉄板が入っていないと危険すぎるようです。
木にささった釘や危険なものが足元にたくさんあるからです。

手袋も丈夫なものでなければいけません。
足元には針金や廃材のとがった物などがたくさん転がっていて危険な状態です。
よそ見していると切り傷をしてしまうし、ころんだら危ないです。
隣接する建物にほこりが行かないように布で周りを覆っています。
ご近所に工事の挨拶に行き、場合によっては防音壁も立てるようで丁寧にやっています。

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・解体作業員はゴミの分別や廃棄作業

解体現場で作業する人は、筋骨もりもりという感じの人や気性の荒い人達を
想像していたのですが、
年配の男の人が4人 外国が1人でした。
物静かに淡々と作業をするといった感じです。

作業している人達は 廃材をどういうものに区別するかわかっているようで、
生活ごみの分別と同じように分けています
燃えるごみの分別や、ビンや缶などの危険物の種類ごとに分ける時と同じように、
廃棄物を分けて集めます。

それが集まると解体用の建設機械でトラックに積め込み、
処分場に持って行き捨ててきて、
また戻ってきて載せては捨てに行くことを繰り返します。
ゴミの処分代が大変かかる らしいです。

処分代が大変だからと言って、その敷地に廃棄物を埋めることは法律上許されません。
たとえ自分の土地であっても廃棄物を埋めることができなくなってしまいました
違反すると1千万円以下の罰金です。

・解体現場で働く人は年配と外国人

もっと伊勢のいい若者がいるのかと思ったら意外で年配の男の人たちばかり です。
怖い感じの若者がたくさんいるのかと思っていたらいないのです。
「若い人はこない。」
「来てもすぐに辞めちゃう」
「この現場も高齢者ばかりだよ」
と作業員の方たちは言っていました。

しかし次の日は怖い兄ちゃんがいました。
昔も今も不良だという感じの20歳前後位の若者です
あらくれている感じで、ふてくされながら作業していました。
こんにちは と挨拶しても、
横目でキリットにらんでコクリと頭を下げるだけのすねた感じです。
休み時間に缶コーヒーを買っていって
「仕事きつくない?」
「いや別に」
「他に若い人は、いないけど」
「募集しても来ねぇみたいだ」
「給与が良くないのかな?」
「ああ」と言って 外国人のところに行ってしまいました。

その若者は
廃材の中に転売できるものがある場合もあるようで、
外国人に売る相談をしていました。

廃材の中に売れるものを探し、
外国の処分業者になどに何かを売るのかなと思いました。
それを外部の私に見られていると警戒したのかもしれません。
話しぶりや聞こえてくる単語で、何かを業者に転売することを
スマホで連絡していました。

廃材の売買です。
例えば、鉄くずも売れることがありますから
そういう副業もできる仕事なのかと思いました。

・廃棄物の中に売れるものがある

年配の人が教えてくれました。
時期によるけど、鉄くずの種類によっては売れるものがある
再資源として再利用できるものもある。

またこういう古い家の中に、外国で言うれるものもあるようで
アパートの風呂桶が売れる場合もあるようだし、
家具やボイラーや銅線なども転売できるようなのです。
ある廃棄物の外国への販売の話も聞けました。

解体現場によっては、オークションで売れるものも出てくるというのです。

何が売れて何が売れないかを、知っている人は知っているのです。
そういう販売ルートを、知っていれば、
廃棄したものからでもお金を得ることができます。

稼げる人は、どこから出もお金になることを知っているものだと思いました。
なんで転売できる物を知っているのか不思議です。

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・解体用の車両系建設機械が扱えるといい

解体作業の仕事をするなら、解体用の車両系建設機械の免許があるといいようです。
建設機械を操作している人が解体現場を仕切っているようでした。
その人が建設機械でどんどん取り壊していき大きな廃材部分は他の場所にどけて、
人の手で細かい建物の廃棄部分を種類別に分けているのです。

手作業の日当よりも、
建設機械の作業員(建設重機のオペレーター)の給料の方が高く、
年配の人に聞いたら
「30万か40万位もらえるみたいだ」と言っていました。

解体用の建設機械の免許を取るのにも、お金と時間が必要ですが、
解体工事の仕事や土木業をやるなら建設機械の免許だけでも取っておこうかと考えました。
単なる作業員でなく重機のオペレーターの方が楽しそうです。

解体現場で私もちょっと作業を手伝いましたが気楽にやれて、
ゴミを片付ける感じで、
圧力を加えてくる人もいなくてストレスなく作業ができました

ただ外仕事なので 夏は暑いし 冬は寒いのでそれは我慢です。

・解体現場は水道管や配管などに注意

重機を操作していた人が、水道管を発見し、
これが生きていると面倒だと言い出しました。

結果大丈夫でしたが、
地中に、水道管や排水管の他、農業用の水道管が埋まって
水が流れていることがあるので、土の中は、注意が必要だそうです。

今回は古い貸家の解体ですが、地中に古い瓦の砕いた廃棄物がでてきました。
貸家を建てる前かどうかわかりませんが
地主ににわからないように敷地の中に埋めたようです。
トラック一台分位の瓦の廃棄物が出てきました。
これも廃棄するので、廃棄処分料が別途依頼主に請求されることになりました。

結構、解体現場の土の中には、所有者が知らないものがうまっていることがあるようです。
危険なものも埋まっている場合がるので、
解体作業の仕事は、安全装備も重要で
変なものを見つけても、触らないようにしなければなりません

若い人で、何をやっていいかわからない人は、
車両系建設機械の免許を取って解体業の仕事を始めてもいいのかもしれません。

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