軽トラ運送(軽貨物運送業者)の失敗談:仕事や営業上の問題点

知合いの運送会社の社長Aさんは、
軽トラの運送業者(軽貨物運送業者)を何人も、運送の外注として依頼しています。

軽トラ運送をしている人は、たいがい自分一人で軽貨物の運送業をしています。

A社長のお客さんは工場や商社です。
A社長の運送会社に部品や製品などを、
他の工場やお店に運ぶことを依頼しています。

A社長は自分の会社で運びきれない荷物は、
軽トラ運送をしている個人業者に依頼します。
その軽貨物運送業者の問題点、失敗談の話です。

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【問題発生、頼んだ軽トラが荷受けに行かない】

・部品を工場に届ないと工場が動かなくなる

運送会社の社長Aさんは、運送の仕事を他の軽貨物運送の人に依頼することがあります。
しかし、「○○工場に荷物を何時に取りに言ってくれ」と、仕事を約束しても
それをすっぽかしてしまう人がいるといいます。

依頼を受けた軽トラの運転手は、やむを得ない理由があるにせよ、
行けなくなったら電話連絡しないと行けません。

無断ですっぽかしたら、もう二度とその会社から依頼は来ません。
そして工場に迷惑がかかります。これは大変な損失になります。

その部品を違う工場に届け、
部品を受けたとった工場は、それを使って組み立てる予定を組んでいます。

さらに、出来上がった半製品は、さらに他の工場に運びます。

下請けの工場で部品の調達が間に合わないと、
いくつかの工場で仕事ができなくなってしまうのです

運送業は部品を運ぶ大事なパイプラインになります

それを簡単にすっぽかしてしまう運送屋は
とんでもなく多くの人に迷惑をかけることになります。

賠償問題につながることも起きます、

この運送会社のA社長は、それも見越しています。
頼んでいた外注が、突如荷受けに行けなくなったことも考えて、
他の軽貨物の運送業者の人にも連絡が取れるようにしてあります。

こういう時に活躍できる軽トラ運転手の人はチャンスです。

軽貨物の個人業者はこうゆう急な時に活躍出来ますから、
多くの運送会社に顔を出しておくと、急に仕事が来ることがあります。

軽トラ運送の人に、 ○○急送と言う屋号を使っているのは、
このような運送の話が、急に来ても対応できる運送屋だからです。

この時も、他の軽貨物運輸に仕事を受けてもらったので、
少し遅れましたが無事荷物が運べました。


【軽トラの車両整備ができていない人】

・朝、軽トラが動かない。故障したらしい。

運送会社の社長Aさんは、
業務提携している軽貨物運送業者のYさんに仕事を依頼していました。

軽貨物運送業者のYさんは、
明日、早朝○時 ○工場で荷物を受けて、
○県の○工場に 運ぶことになっていました

しかし、翌朝、Yさんの軽トラが動きません。こんなこともあるらしいです
エンジンがかかりません。

まだ朝早いので修理屋もやっていません。

これは困ったと
仕事を出したA社長に電話して相談しました。

A社長は、同業の知合いで車両が余っているか探し、
なんとか車両を借りられて間に合わせました。

Yさんは軽トラを借りて、仕事をすることができました。
軽トラを借りた謝礼は、Yさんが負担することになります。

・軽トラが急に壊れた時のことも考えておく

軽トラは、構造が古く馬力も性能もよくないですが、壊れにくいようです。

昔の日本で作っていたホンダのカブも壊れることが、ほとんどなく
長い年数に渡って故障しらずで乗れたらしいです。

軽トラも構造が簡単で壊れにくいようですが、
それでも、きちんと整備していないと故障してしまうこともあります。

軽トラは20万キロや30万キロも走るようですが、
重たい荷物を積み、高速も走るし、長時間運転もします。

660㏄という小さな排気量ですが、相当酷使され、それに耐えていますが、
日頃整備をしていたとしても、突如壊れることもあるようです。

急に壊れてしまった万が一のことも考えて、
運送業を営む場合は、予備の車両を用意しておくか、
知合いの同業者に借りられるようにしておく必要があります。

また、それもできない場合には、
知合いの運送業者を作っておいて
他の運送業者に頼めるようにしておく必要もあります。
大きな運送業者なら、トラックも従業員もたくさんいるから大丈夫でしょうが、

個人でやっている小さな会社や個人業の運送業者は、
同業者の仲間が必要なようです。

A社の社長は、自分が軽貨物運送の経験者で、
以前は軽トラを2台持って個人業をやっていました。

予備として使ったり、忙しい時に臨時従業員を雇い乗らせていたりしたそうです。
万が一に備えることも信用につながります。

・定期的にきちんと整備しておくこと

軽トラが壊れてしまったYさんは、A社長や他の運送業者に迷惑をかけてしまい、

「あの人の軽トラは信用できない」
「動かなくなるかもしれないから、仕事を頼むのが危ない」

と判断されてしまいました。

きちんと車屋さんに定期的に整備や修理してもらうか、
車両を買い替えないと仕事は回ってきません。

≫関連記事 解体や廃棄物の仕事や便利屋で独立する中高年。軽トラは稼げる

【他の運送会社にくらがえする軽トラ運転手】

・運送料をたくさんくれる運送会社に替える。

A社長の下請けの軽貨物運送をやっていたQさん がいました。
A社長のところから長く仕事をもらっていたのです。

ある時仕事が空いたQさんは、他の運送会社の仕事を受けました。
これは別に悪いことではありません。

すると、こちらの運送会社の方が料金を多くくれるのです

これはいいと思い、そちらの仕事を多くとるようになりました。
今まで付き合っていたA社長の仕事は取らなくなってきました。
それも普通に仕方がないことです。

そのことを、
A社長の運送会社で働いている 他の外注の軽トラ運転手にも
教え誘いました。

A社長の外注は減ってしまい運送の依頼が来ても、
断らなければならないこともでてきました。

A社長は外注のQさんが
他の外注も誘って、他の運送会社の外注になってしまったことを後から知りました。

A社長は、
「競争に負けただけだから仕方がない。」
「誰でもお金を稼ぎたいのは当たり前のことだ。」
と言っていました。

でも十数年以上も協力し合ってやってきた外注に裏切られたようでもあります。

今まで仕事をもらっていた運送会社よりも、

料金を多くくれる会社が現れれば
そっちの仕事に 切り替えししまうのは 仕方がないことらしいです。
A社長もお金のことをとても気にする人です。

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【依頼人が寝込んでも運賃を取りに来た運送屋】

A社長の知合いで、お店をやっている Bさん がいました。
商品の移動を、知人の知り合いの運送屋さんに頼みました。
別に他の運送屋に頼んでもいいのですが

Bさんの知人が以前、
「運送の仕事があったら
知り合いに軽貨物運送をしている人がいるんで頼むよ

と言われていたことを思い出し、
その軽貨物運送業者に仕事を頼んだそうです。
商品を運んでもらいました。
その軽トラの運転手から請求があり、運賃の支払日を決めました。

しかし、Bさん は、支払の日の何日か前から
胃腸炎と風邪で全く起きられなくなってしまい、
支払いの日にも寝込んで起きられなくなってしまったのです

病院に行くのも辛かったそうで、胃腸炎と風邪の二重の苦しさは大変辛かったようです。

運賃の支払いがありましたが、
前日に知人に連絡して寝込んでいるから
もうちょっと待ってくれと連絡したそうです。

それでも、軽貨物業者が
運送料を取りにBさんの店舗兼自宅に取りたてに来たそうです。

「約束の日に払ってもらわなければ意味がない」
(どんな意味か分かりませんが)

「約束したんだから、支払ってくれ」

と、寝込んでいるBさんの家に取立に来たそうです。

玄関のチャイムが鳴り、電話も鳴らすので
仕方なしに玄関までやっとの思いで行って
9千円の運送料を支払った そうです。

「うあ。本当に 辛そう」と運送屋は言ったそうです。

「もうこんな人には絶対に頼まない。」とBさんは思ったそうです

自宅に住んでいてどこに逃げるわけでもない
9千円という少額なのに、
しかも、知り合いから頼まれたから依頼したのに
もうこんな人は、絶対に相手にしないと思ったそうです。

A社長はその話を聞いて、
「やっぱり、あの軽トラの人には依頼しない方がいいな
とその人を知っていたようです。

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