俺の小遣い、犬のエサ代以下。あいつの年収、社長の犬のエサ代以下

【人の給与を知ると、自分がみじめに感じる】

平均所得が何百万円だとか、
大企業の夏のボーナスが
何十万円と言うことを聞くと、
それらに比べ
自分の所得がいかに低いかを思い知らされ、
みじめな気持ちに襲われます。

食料品の値段もドンドン上がって、
毎日の食費が大変です。
「おかずの量を減らさなければならないかなあ?」
と、考えてしまいます。

買い物に行くのも、
売れ残りが安くなっている夜に行く家庭は多い筈です。

スーパーに買い物に行く時は、
マイバッグ持って行かないと
買い物をしたときにビニール袋代\5円とられてしまいます。

だから、バックを忘れてもいいように、
いつも上着のポケットにビニール袋を入れてこう、

そんな生活を私達はしています。

【 看護師の親子は、高給取り 】

・今の時代、看護師さんは成功者だ

近所の看護婦さんの家の娘も、
看護師の大学を出て看護婦になりました。
すると母親が

「うちの娘の給与は、
30歳の理学療法士の彼氏の給与を超えている」

とか
ベテラン看護師のお母さんは
「新人の歯科医よりも 私の方が給与が高いんだから
と言って、自慢げに話しています。

黒い高級外車で
仕事に行ったり、買い物に行ったりしています。
そんなことばかり言われ、
自分の生活と比べると 何か悲しくなってきます

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・俺の小遣い、犬のエサ代以下

その看護師の母と娘の家は、犬を飼っています。

家の中にも、外にも飼っています。

私の家の前で近所の人と話していると、

看護師の母親が子犬の散歩で通りかかりました。

「散歩ですか」

「食べてばかりだと、太っちゃうから
○○ちゃん(犬の名前)もきちんと散歩させないとね」

「毎月3万円も食べるから、3万円運動させないと健康に良くないのよ」

「うちはこのコ(犬)だけじゃないから、遊ばせるのも大変よ」

聞くと、この家の犬のエサ代は、
一匹当たり、3万円位するというのです。

食事の残りものをあげているわけではありません。

2匹いるから、犬のエサ代が月3万円よりも
もっとかかるようです。

さらに座敷犬は
トイレ用品にもお金がかかるようで、
そんなものに数万円もかけられるのか?

看護婦のおばさんが通りすぎた後、
近所の人が、

「俺の小遣い、あのオバさんちの犬エサ代以下かよ・・・」

お金がある家は一匹飼うと、

一匹じゃ寂しいからと言ってもう一匹飼う場合があります。

犬のエサ代ってかなりするようです。

うちなんか、自分達の食費代も足りないのに、・・・

金がある家の犬って いい生活してるんだなあ

小遣い

【あいつの年収、犬のエサ代以下】

・社長の犬の家は、俺の部屋より広い

転職したばかりの友達がいます。
私は、彼の仕事の付き添いで、
ある社長(たぶん70歳代)
の住まいに行ったことがあります。

大きな敷地でした。
車を止めて
社長の家の門を入ると大きな玄関です

その時、ツーンというきつい匂いがしました。
犬がいそうだとわかる臭いです。

同時にワンワンと ものすごく大きな犬の鳴き声。

一匹じゃない!

社長宅の家を門越しに覗くと
大きなオリの中に、ドーベルマン見たいな犬が2匹いました。

ホームセンターで売っている
車の車庫2台分が犬小屋です

車庫に鉄の大きなオリをつけて犬の家にしています。
動物園のようです。

友人が、
「車庫が犬の家か? いいなあ、あんなに広くて、
俺の部屋よりでかいじゃない」

チャイムを鳴らし 玄関に入ると、
犬がわんわん吠えてきます。
毛の長い小さい犬達が
2,3匹ワンワン吠えて威嚇してきます。

「ああ、怖いなあ」

玄関の床は、大理石のような
きれいなツルツルの石のような物でできています。

高級感が伝わってきます。

・社長の家に来た理由

友人も私も釣りが趣味です。
毛バリと言うもので、川魚を釣るやり方です。
釣り針に、鳥の羽や毛糸のようなものを巻き付けて、
虫に似せて釣る方法です。

その毛バリの作り方を社長が知りたいと言うことで、
私を連れて、この社長の家に招かれました。

友人は、転職したばかりで、
取引先の社長と
趣味を通じて知り合いになろうとしていました。

・犬の散歩は、従業員がするのか?

社長の家は、
見た目きれいな大きな家ですが、(臭いがちょっと)
犬が外にも家の中にも何匹かいるようです。

「うるさいだろう、いま入れて来たから」
どうやらさき程の何匹かの座敷犬を
どこかにしまってきたようです。

座敷犬が出てこないのは、

家の中に犬の部屋があるそうなのです。

釣りについて 友人や社長を話をしていると
誰か男の人が来て
「じゃあ行ってきます。」

そういってしばらく経つと

外からあの大きな犬の鳴き声が
再び ワンワンと聞こえてきます。

そういうと、はきだし窓のところから、
外の様子が見えました。

先ほどの男性が、
ドーベルマンを織から出して、連れて出かけるところです。

「いま、散歩に連れて行く所だよ。うるさくてわるいねぇ」

従業員か誰かに散歩をさせてもらっているようです。

うわ! 犬にお金かけている・・・ということが分かります。

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・あいつの年収社長の犬の年間エサ代以下

看護師の家の犬のエサ代のことを思い出しました。

私は、社長に聞いてみました。
「犬ってエサ代が結構かかるそうですね?」
「近所の人は小犬を飼っていますが、
毎月3万円もエサ代がかかるって言っていましたよ」

「ああ、結構かかるよ、年間で200万円位はかかってるんじゃないかなあ?」

「えっ! 200万円もかかるんですか?」

犬のエサに 1年で200万円もかかるんですか?」

「ああ、その位は掛ってんじゃないかな?」
「予防接種とかなにかもあるから、犬って結構お金が掛かるよ」

とにこやかに言うのです。

「はあっああ、すごい」

帰り際に友人が

「俺の年収、社長の犬のエサ代以下だよ」

転職したばかりだから、
給与が低いのは仕方がありませんが、
自分達の小遣い や、

自分達の年収

金持ちの犬のエサ代以下だとわかると

自分がみじめで、貧富の差を痛感します。

お金持ちの話をテレビなどで聞いているうちは、
別の世界の人のような気がするのですが、
実際にそう言う人達に合うとショックです。

「あの社長のところの犬は、うちの家族よりもいいもの食ってるよ」

「俺んちだって、そうだよ」

何でこうも生活が違うんだろうな・・・

友人と二人で、ちょっと悲しい気持ちになってきました。

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