【年末年始に大金が入ってくる人、大連休がある人】
・良い会社に勤めている人は年末年始も笑いが止まらない
年末においても 勤め先により
人生の差がよくあらわれます。
一つはボーナス、
もう一つは 年末年始の大連休です。
何年か前、大手製造メーカーが
「賞与が 50%ダウンで大変だ!」
というニュースを見たことがあります。
そこの会社のボーナスは平均73万円、
50%下がっても37万円ももらえる。
下がった人はがっかりかもしれないけど、
我々は みんなこの金額か
それ以下で大喜びしているくらいの大金です。
大きな会社に勤めていると、
「みんな一回のボーナスで80万円ももらえるの?」
「なんかすごいなあ
一回のボーナスで 100万円近くもらっていたなんて」
「みんなの奥さんの1年間のパート収入と同じか それ以上だ」
・公務員の賞与もすごい
公務員の年間賞与は、
1か月の給与の4か月超もらえます。
平均43歳で 40万円位の月給だから
夏と冬の各賞与で
それぞれ80万円ずつもらえることになるようです。
(40数万×2か月)
わあ いいなあ、
この冬に給与と合わせると
120万円ももらえるのか(税引き前)
上場企業に勤める人は、
これよりももらっているんでしょうから、
すごいなあと思います。
・大きな会社は 年末から年始にかけてずっと休みです
公務員は、12月の29日から1月3日まで6日間
(職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例:参考)
町工場や中小企業もこれに合わせて
年末年始の休暇は6日間位のようです。
しかし、大企業になると
10日間位休むところもあります。
冬のボーナスも、給与もでて、
年末年始は、120万円超の大金をもっています。
休みも10日間もあったら
それは大変うらやましい。
そんな大金が毎年末にもらえるんですから、
その為、商人は、
大金と休みがたくさんある高給取りの人達を狙って
販売攻勢をかけるわけです。
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・民間販売業、サービス業は 年末年始は稼ぎ時
スーパーや販売店、ショッピングモールなどの販売業は
この時期に売上を上げることを狙っています。
いい会社に勤めている人達は、
お金もいっぱい入ったし、
休みもいっぱいあるのだから、
お金を使いに
ショッピングモールや
レジャー施設、観光地に出てきます。
休みもお金もたくさんあったら、
どこかに出かけたくなります。
欲しいものを買い、楽しく遊びたいと思うはずです。
裕福な家族は、この時期、楽しい旅行にも行けるし、
レジャー施設に行って楽しい時間も過ごせます。
欲しかった高級車も買えるし、
大型家電もマッサージ機も
ブランドのバックも洋服も、
最新の通信端末機も
なんだって買うことができるのです。
・父親が販売店に勤めていると元旦以外は出勤
零細企業や
末端の会社で 働いていると
休みはあっても、
冬のボーナスなんか 出たか でないか
わからない位の 少額しかもらえません。
下手に休みがあるから 無駄に使ってしまいます。
年末年始のセールのチラシに目がくらみ、
それをわずかなボーナスで買ってしまいます。
また、スーパーに勤める人は、
稼ぎ時で、人手が足りないので大忙しだと思います。
パートのお母さんも出勤です。
家族とゆっくり休む時間なんてありません。
いい会社に行けないと、
お金も休みも、家族と過ごす時間もないのです。
仕方がありません、
きちんとできなかった私が悪いのですから…
・時給の差、基本給の差が勤め先で違いすぎる
私も経験がありますが、
スーパーやレジャー施設で働いていると
年末年始、お盆休み、GWなど
忙しいだけで
給与がたくさんもれるわけでないので、
辛くて嫌でした。
友達も休みで、
みんなで出かけているのに自分は仕事です。
バイトなので
年末年始の休みなんかありません。
ボーナスはないし、
休んだらお金がもっとなくなります。
貧乏人は、休んだらお金は入ってこない。
◆ 何時間働いても
公務員の給与に追いつくことはありません。
基本給が全く違いすぎますから
一般のバイトは時給900円、
公務員の時給3500円以上ですから
どんなに働いても追いつけるわけがないのです。
(年間給与労働に数日、労働時間で計算すると)
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・貧乏人には年末年始の休みなんかない
私も、私の親も
こういう立場で仕事をしてきました。
みんなが休みで
遊んでいる時にはやっぱり自分も遊びたくなります。
そういう仕事は、
給与も安く、ボーナスなんか出ません。
お金のある人達が、
買い物にきて、お金を落として行ってくれます。
そのお金のうち
どの位が私達に入ってくるというのでしょうか?
ねたみの目でしか、
裕福な人たちを見ることができませんでした。
すねた考えに聞こえますけど、
お金がない生活をしていると 心が曲がってきてしまいます。
貧乏は病気という人もいますが、
この貧乏という病から抜け出すのは大変です。
・休みがいっぱいで稼げない零細企業
零細企業は、
そんなに休んでいたら やって行けません。
なぜなら週休二日、正月休みが4日以上、
1月は成人の日もあって
1月は一体何日働くのだろうか?
12月だって休みがいっぱいです。
それでは 従業員に 月給を払うことなんかできません。
◆大企業は
休みがたくさんあっても
高額な給与を払えるのだから どうなってんだろう?
よほど利益率が高いとか、
働かなくても 売上が上がるようなシステムでないと
高給取りの社員に 払うお金が入ってきません。
大手は、従業員が働かなくても
お金が入ってくるシステムなんですか?
零細企業でも従業員には、
労働法で強制的に休ませなければなりません。
もし 土日祝日に働きに来てもらったら
割増給の35%を余計に払わなければいけないのです。
売上もなく、
コストばかりかかってしまい
零細企業が窮地に立たされるばかりなのです。
従業員の給与、リース料 銀行の返済は、
1か月分をきちんと払わなければなりません。
工場や事務所の家賃を 日割り計算してくれるわけありません。
仕事をやる日数が 12月や1月は少ないからといて
銀行の返済が安くなるわけでも、
機械のリース料を安くしてもらえる わけではないのです。
1月の稼働日数が十数日しかないからと言って
日割り計算してくれるわけでないのです。
零細企業はこんなことでやって行けるわけがありません。
◆ 年末年始は、
笑いが止まらない人と
悔しさをかみしめる人のそれぞれがいて、
貧富の差も、幸不幸の差も
職業で決まるような気がします。
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