【大学の建築科を出た友人達。建築業の仕事をする友人達】
・大学の建築科を出た友人
私立大学の付属高校に入った友人で、とりあえず大学入試はあるものの推薦と言う形で大学までストレートにいけます。高校の入学の時そうゆう条件で受験していたようです。よほど成績が悪くなければほとんどがその大学に行けます。しかし、他の高校からその大学に入るには結構な学力が必要なようでした。
建築士になる為に建築科を卒業した友人の話です。
建築科での大学生活は、1年生から毎日のように建築図面を書きます。
建築士を目指すのだから当たり前かもしれませんが、構造も材料の種類も家族構成などもわからないまま図面を書かされるようです。いつも宿題がでて書いていました。
製図に使う道具もかなりの額で大学の学費も高く、アパート代も高いのでお金持ちでないと都心の私立の大学に行かせられません。
その親は大工で作業場も自宅も別にもっていて、かなりのお金を稼ぐ父親だったのです。
大工さんの家はお金持ちが多いらしいです。
他にもその建築科に行った同級生を知っていますが、両親が公務員や建設会社の息子などお金がある家の子でした。
子供の頃には気がつきませんでしたが、高校を出ると親の貧富の差が明確になります。
もともと私立高校に行けてそのまま私立大学にいけるような家庭なので、大学生活を裕福で下宿先も風呂付マンションで、車も持っている学生が多かったのです。
・建築の卒業後の進路 現場監督見習いの仕事
友人は卒業後、建築会社に入社しました。専門学校や大学の建築学科を卒業して建設会社に入ると幹部候補生とされる人が多いような気がします。現場監督の助手みたいな職種につく人が多いです。
建築の仕事を知らない我々から見ると、学校を出たばかりの若造が現場監督見ならいなんておかしいのではないか、最初は基礎工事や材料削りなどから始めて、経験を経てだんだんと偉くなって、やがて現場監督につけるのではないかと思いますが、そうではないようです。
大工仕事と建築科を出た設計の仕事をする人とでは、始めから仕事の内容が違うようです。
大学の建築科を卒業した者は、木工作業などはあまりしないようで、現場監の助手、監督見習いの設計施工の仕事に付くようです。実際は雑用係りだと本人たちは言っていました。
現場監督をしている建築士と大工さんたちなどの作業員の間に入って事務や道具運びなどの雑用をし、建築士と依頼人の間での世話や雑用もするようです。
そうやって設計や段取りを覚えていきます。
現場で働く職人さんの送り向かい、食事、お茶菓子なども買いに行きます。
将来建築士になるのだから、大工仕事や基礎工事などの作業を入社したらやるのかと思っていたら作業はしないみたいです。
知識だけで家がつくれるようになるのか、聞いていて不思議でした。
ただ友人は大工の息子ですから小さい時から大工仕事は見様見まねでやっていたし、
学校が休みの日にはバイトで親の大工仕事をやっていたから木工工事はできるのです。
部屋の増改築はできました。
しかし同じ建築科を出た友人は、公務員の子で全く作業はわからないようでした。
建築科に行く人は、親が建築関係の仕事をやっている人が多く、小さい頃から建設工事に触れていて、親の仕事を手伝っているから建築仕事が身についているのかもしれません。
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・建築業の仕事は給与もよく転職先も多い
現場監督見習いでも給与がいいのです、実際どんな仕事をしているのか分かりませんが、
若い時に友人の仕事現場に行ったことがあります。
友人が、住宅の建築現場で
「ここの材料はどこ?どれを使えばいいの?」
「ここはこうやっていいのか?」と大工さんたちが聞きに来て
「それでいい」とか「悪いとか」言っていました。
大工さんたちはかなり年上の年配の人が多く、若造の友人が何か指示しているようでした。
「こいつそんなに偉いのか?」と思えましたが、
偉いんじゃなく、作業の指示をしている。建築士や現場監督が来ると、こまずかいにされると言っていました。
でも建設現場では建築科を出た人は、建設作業場で指示をする仕事をするようです。
給与も高い のです。
そして転職も自由にできるような気がしました。
友人も、20代でいくつもの建築会社を変えました。
両親が公務員の友人も、同じように建築会社をいくつも転職しどこでも現場監督見習いみたいなことをやって、図面を書いたり(パソコンで)、見積もりの打合せ、材料屋、大工、基礎工事の人、クロス職人、電気工事士などの建築作業員と建築士、依頼人との打合せや雑務をやっているようです。
そして何と言っても建築業の人はみなお金を持っているように見えます。
失業期間もお金があり、転職もすぐに決まる ように思えました。
なんでこんなに建築科を出た友人達は、仕事も金もあるのか と不思議でした。
親が建築会社をやっている友人達は、建築の大学を卒業後を数年は、他の建築会社に勤めその後実家に帰り親の仕事を継ぎます。
専務とか言われてやっぱり現場監督をやって、大工さん達を取りまとめ、現場を仕切っています。それでやっぱりお金をたくさん持っているんです。
自宅も立派だし、広いし、持っている物も高いのです。
・建築士を目指す 卒業後も図面の勉強をする。
大学を卒業しただけでは一級建築士にはなれません。受験資格も大学の建築科を出ても取得した科目により何年か実務経験が必要なようでした。だいたい二年位実務経験が必要なようです。
一級建築士を取るのも結構難しく、何年間かかかるようです。
難しい一級建築士の方でなく、木工建築士や2級建築士を受験すればいいというと、
「二級建築士はとっても仕方がない、誰でも持っているからだめだ!」というのです。
会社が休みの日に受験予備校に通って頑張っていました。
大学の建築科を出た知り合いは、社会人になった後一級建築士を目指して勉強している友人が多かったです。
30前には取れた人が多く、一級を取ると給与も上がっていい暮らしができるようです。
その友人は建築会社に勤めていますが、自宅も大きく、高級車も一台ではありません。
しかし一級建築士事務所で独立しても設計の仕事だけでは生活できないようで、設計の仕事を取るのも大変らしいです。
建築士たちに聞いたところハウスメーカーがたくさんできたので、設計事務所で独立開業しても、住宅や店舗の設計の仕事を取ることが難しいようです。
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【工務店の娘と結婚した後二級建築士を取った知人】
工務店の娘と結婚して、実際はお婿なのですが、苗字は夫の苗字で嫁を取ったような形にし、妻の実家に同居している知り合いがいます。
将来その妻の父親が経営する建築会社を継ぐことになっています。
高校しか出ていないので、2級建築士の受験資格もなかったのですが、実務経験を経て建築士の受験予備校に通い3年位で二級建築士になっています。仕事の合間をみて建築士のテキストを見ていました。
いまではお嫁さんの親の会社を継いでいます。
会社に入った時は、現場の木工工事のほか基礎工事から内装工事まで職人さんに教えてもらいながら建設作業をしたと言っていました。
そうすることによって建築を学んだようです。
その為実際の木工作業も大工さんのようにできるようになりました。
コンクリート作業もでき、建築材料にも詳しいようでした。
建物の構造を知らないと建築士のテキストをみても理解できません。
その他建築士や元受の建設会社の社長の指示を受け現場監督として、
年配の大工さんなどの職人のお世話や助手をしたり、指示をしていたそうです。
やっぱり現場監督の仕事を中心にやるみたいです。建築会社の仕事は作業よりも現場を指揮する仕事のようです。
【建築設計会社の仕事をしている人達を見ての感想】
大工さんや基礎工事などの会社に入ると、現場作業をする仕事をすることになり
建築設計会社に入ると建築作業ではなく、図面や設計の仕事、作業員の指示 材料の調達、建築依頼主との打合せ、お金の管理、現場作業の管理が仕事になるようです。
私の友人、知人や周りの人で、建築関係の仕事についている人は、
みんなお金もあって高級品を持っていて生活が豊かそう なのです。
建設業や土木業の人達は生活が派手だといいますが、それだけでなく実際に収入がたくさんある ように思えます。
見栄をはるにもお金がなければ張れませんから、お金があるのは事実だと思えます。
建築士に限らず建築科を出た人で実務経験がある人は求人も多そうで転職も自由にできるような印象があります。
私は建築業に関心がないので残念です。
建設業関係に従事している知人達の話を聞いていると、
本人たちは安月給だと言っているのですが、その業界は給与もよく仕事もたくさんあるように思えるのです。
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