【柔道整復師の開業する接骨院は慢性痛の人のより所】
・私がかかっている接骨院の仕事内容
整骨院にかかる人は捻挫や脱臼などのケガの人もいるでしょうが、
肩こり、腰痛の慢性的な痛みを持った人達も定期的に通院すると思います。
初診時は問診で悪いところ、治してもいらいたいところを柔道整復師に言います。
私の場合は、肩こり、首こりなどの痛みやしびれですからから、そのことを伝えます。
診療は,どこの接骨院でもほとんど同じです。
1) 最初、ビリビリと電気の流れる低周波の電気をあてられたり、
電気毛布の小さいようなものを首や肩にあて20分位待っているのです。
2) その後、首や肩をマッサージしてもらったり、関節を調整してもらいます。
気持ちがいいし、楽になります。
3) じっくりとこの手で施術をしてくれる場合もあれば、ある程度の短時間で切り上げた後
患部にゼリーみたいなものを塗り、
電気の棒みたいなものですごく痛い電流をあてたりします。
これが、結構効果がある のです。
ほとんどの整骨院がこんな感じです。
4) これ以外に先生が話をよく聞いてくれたり、コリについての話をしてくれたりします。
この先生との話が好き で、なんとなく癒されるのです。
整骨院に行くと最初にされる低周波のびりびりの機器は、
肩こりで悩んでいる人は みんな持っています から、
こんなものにかかりたくはありません。
家でできます。これで効果があったらわざわざ整骨院にかかりに来ません。
ホットパックなどで首などを温めるのも面倒なので早く治療してもらいたいのですが、
これを最初にされて待っているのが嫌なんです。
ひどいところだとこの電気をかけて終わりの接骨院もあります。
そんなところは二度と行きません。
上手にマッサージしてくれたり、骨の位置を整えてくれるとかなり体が楽になるのです。
また、患部にすごく痛い電流を流す施術を何回かやってもらっても、かなり良くなります。
いい先生のところは混んでいるので、最初は低周波やホットパックをあてられ順番待ちをしています。
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・接骨院で新規開業した30代前半の柔道整復師
私は肩こりや首こりがひどくて手足がしびれるくらい悪くなる時もありました。
知人が知合いの人が整骨院を開いたから行ってみて というので行ってみました。
私の周りにも緊張性の頭痛、肩こりの知合いがいますから、そういう情報はすぐに入ります。
かかり付けのいい接骨院はもうあるのですが、混んでいるので新しいところができるとかかっています。
温泉が好きな人は温泉にいくのと同じように整体所や接骨院は我々にとっては癒しの場所です。
30歳前の若い柔道整復師で、資格を取った後 数年間どこかの接骨院で経験を積んで地元に戻ってきて開業したという人です。
整骨院も建物を使いますし、電気治療にかかる機械も一台当たり大変な金額でしょうから、
開業資金はかなり必要です。
修行中に貯金しなければなりませんから、開業も大変な筈です。
・テナントを借りて接骨院を開業。こんな施術じゃ・・・
平屋の3件お店が入るテナントの真ん中の部屋を借りて整骨院を開業しました。
新しい内装は気持ちがいいです。電気治療の機械もベッドも新しいもので新鮮な気がしました。いい感じです。
若い柔道整復師だから、新しい技術か、何かを期待していました。
部屋に入ると若い先生に首痛や肩痛のことを告げました。
それに対して、あまり話をしてくれません。
誰も患者はいなかったのですが、例によって低周波のビリビリにかかりました。
「ああ、こんなのかかりたくないな」といつも思います。
20分位かかった後、ベッドにうつぶせになって、
ゼリーのようなものを首、肩、肩甲骨に塗って
電気の棒見たいなので患部に電流を流す治療が始まりました。
「あっ、これがいたいけど効くやつだ!」と期待しました。
でも、電流は弱く、首や背中に ちょっとあてただけで もう終わりです。
その後ちょこっと首筋を伸ばしたりしましたが、
「はいっ、終わりました」
口には出しませんでしたが、「えっーこれで終わり?」
「大丈夫でしたか?」
何が大丈夫なんだろうか? 何もしていないのに と思いました。
治療は終了でした。
これじゃ、かかった気がしない。
・その整骨院は1年位でなくなってしまった。
テナントの駐車スペースも狭く診療所の分は2台分しかありません。
これじゃ患者は来られません。
そもそもそこで客商売は無理だと思いました。田舎の移動は車ですから。
またマッサージもない、手もみもないとかかった気がしません。
マッサージとか骨の調整か何か癒されることをしてくれないと、
少しも体が楽になった気がしないし、気分も晴れないです。
マッサージをしない接骨院もありますが、
そこは強めの電気治療をしてくれて、それで痛みがなくなって、
やりながら先生が色々話してくれます。
接骨院はマッサージか、関節の調整みたいなのをしてくれないと嫌です。
傷みを取ってくれないと来た意味がありません。
ただ低周波を流して、何も親切な話をしてくれないのでは、何の効果もないのです。
癒しの効果を望むなら最近はクイックマッサージ、足裏マッサージなどがありますから、
そっちに行きます。
プロの整体師に期待して行っても、ありきたりの効果のないことしかしてくれないのでは、
もう行くのを辞めようと思うはずです。
会話も整骨院には必要だと思います。
その整骨院が入っていたテナントは、あれから1年位で空室になってしまいました。
知り合いでそこにかかったおばさんがいて、その話題になりましたが、やっぱり私と同じ感想でした。
「電気かけてちょっと何かやってくれるだけで、少しもよくなかった。あれじゃ誰も行かないと思うよ」
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【柔道整復師について】
・柔道整復師になるにはお金がかかるのに数は増えている
柔道整復師になるには3年位指定の養成学校に通い受験資格を経て
国家資格たる柔道整復師を取らなければなりません。
授業料は卒業までに350万から400万円位かかるようです。
学校が近くになければアパートを借りて引越ししなければなりません。
柔道整復師になるのにもお金が大変かかります。昔は養成学校は少なかったようですが、
養成所が増えた為、近くに養成学校があれば通うことができるので柔道整復師になれるチャンスが増えたと思われます。
その為、柔道整復師の資格者が増えてきたようで、開業しても稼げるかどうか難しい場合もあるようです。
癒し系のお店も増えてきたので、柔道整復師の接骨院の経営も難しくなったようです。
・診療所の経営は口コミに注意
私の感想ですが、腕のいい柔道整復師と全くダメな柔道整復師がいることは間違いありません。
感が鈍かったり、良くならなかったり、会話ができない人のところには、
一回行ったらもう行きません。
そして変な整骨院にかかった患者は、その柔道整復師に対して不満があるので、
他の人にもきっと愚痴を言っています。
「あの接骨院は全然よくなかったよ」
そいうことを聞いた人は、その整骨院には行かないと思います。
私も、知り合いから「あんな整骨院に行くのは辞めときなよ。少しもよくならないよ」
と聞けば、行こうとは思いません。
逆に「あの柔道整復師はよかったよ。すごく良くなった。」と聞けば
どんなに混んでいても、絶対に行きます。
口コミは、お店の経営には大切です。
ある柔道整復師の先生が言っていましたが、
「マッサージや手もみは、かなり疲れるので、あまりやりたくない」
長くやっていると長時間のマッサージは疲れるようです。
その為、先生が楽に患者の骨の位置を直す方法を覚えたり、特殊な治療方法を発見したり、
なにか独自の疲れない良い治療方法を覚えた方がいいようです。
なんといっても、痛みから解放してくれる先生になってもらいたい です。
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