居抜きの貸店舗で小資金でケーキ屋パン屋を開業した主婦

【居抜きの貸店舗でケーキ屋を開店】

クリスマスケーキ

・ケーキ屋を開店したいきさつ

もう何年も前のことですが、
当時30歳代前半の女性がケーキ店を開業しました。
夫は私の昔の同級生でその奥さんでした。
結婚してアパートに住んでいたのですが、
更新がきてちがうアパートを探していたら、
不動産屋でいい貸家を見つけたのです。

その貸し家は元商店街にあった店舗兼住宅の一軒家で、
店主が主としてパン屋さん をやっていたところです。

いまの家賃よりも何万か高くなってしまいますが、
奥さんにはケーキ作りの趣味があったのです。

見に行くとケーキを作るのに
いい条件がそろっていたようです。
厨房の器具などがそのまま残っているのです。
元はパン屋さんですから
ケーキ作りも似ているのでしょう。
住まいも兼ねているので、
ここでケーキ屋さんを開業しながら、生活できると思いました。

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・チェーン店と個人のケーキ屋

開業当時は、商店街のお店がどんどん閉店して行った時で、
さらにケーキ屋さんも チェーン店が 町にできてきたときでした。

ちょっとしたケーキはスーパーでも安く買えます。
何件かあった町の個人のケーキ屋さん閉店していったのです。

子供の頃からあったケーキ屋さんがなくなっていった時で、
悲しかったのでよく覚えています。

ケーキが 好きな私は、
スーパーやチェーン店のケーキなどのように
どこでも同じような味のケーキに飽きてしまい
個人のケーキ屋さんが作ってくれるケーキが食べたかったのです。

しかし、まだやっていた個人のケーキ屋さんは、
高級そうな立派な建物でケーキの値段があまりにも高く、
そういう高級ケーキ店では買えませんでした。

そんな中で手頃な値段で、
個人の人が作るケーキが食べたくなりました。

そういう時から少し過ぎての開店でした。
手ごろな値段での個人の人が作るケーキの方に
関心が行ったのかもしれません。
これは私の勝手な推測です。

若い女性が作るケーキに関心があったのは
私だけでなく、
他の人もやっぱりそうだったようで、
開店後すぐにお店にお客さんが来るようになりました。

思ったよりも、お店に人が来るようになったのです。

・甘くないクリスマスケーキでがっかりした

知合いだし、クリスマスケーキを
お付き合いのある人にあげようと思い、
いくつか予約しました。

評判もよく、クリスマスケーキの予約も結構入って、
奥さんの友人にパートとして頼み、
ケーキ作りに忙しかったのです。
お店で働いた経験もなく
一度にたくさん作ることは大変だったようです。
夫まで会社から帰って、
クリスマスケーキ作りを手伝ったそうです。

クリスマスの日に取りに行って、そのケーキを食べたのですが
残念なことでしたが、
甘くなかったのです。」
これはおいしくないと思いました。

他の人にもあげたのですが、
「やっぱり甘くないと言う感想でした。」

素人が趣味でやっていて、
どこにもケーキ屋さんに勤めたことがなく
開業したのでやっぱり経験不足です。

未経験での開業はそういうこともあります。
翌年はもう少し甘くしたようでした。

未経験でのケーキ店の開業で色々あったようですが、
ケーキを作る仕事自体が楽しいので辛くないようです。
趣味が仕事になっているのは良い ようです。

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